この指先に
黒い鉄の棒が見えるだろうか?
今から22年前
中1の時に、バスケット部の仲間と1500円づつ出し合って購入した バスケットゴール
今はもう、劣化して ボードは外してあるが
支柱は、今もこうして残っている....
頑張れば、バスケの頂点
NBAに行けると、信じていた....
テレビや噂の範囲で把握していた アメリカのストリートバスケに憧れ
真似をして、皆で建てたバスケットゴール
中学生がお菓子を手土産に、周辺に挨拶に回った....
そして、出来上がった ストリートバスケコート
放課後、部活終了後も
足が動かなくなるまで練習した....
マイケルジョーダンを目指して....
もちろん、誰もNBA選手にはなれなかった...
というより
日本人でなれた人間は、2016年現在
いない....
(厳密には、1人いるが。 定着してスター選手になったかという意味で)
そこで、スター選手が 幼少期に感じたことを
言っていた...
「あの頃、みんなマイケルになりたかったんだ」
今年で36歳になろうとしている....
もちろん、ほとんどは結婚して 家庭を持ち
平和に暮らしている....
世界中にいた
同い年のバスケのエリート選手
NBAに行けた者
行けなかったが、各国でナショナルチームに入れた者
彼らも、もうほとんどが引退している....
そんな年代なんだと ふとした時に 感じる....
けれど、この歳から 何かをスタートさせ
大きなモノを残す人間がいても
それはそれで面白いと思う....
何かを残さねばならないのだと
このバスケットゴールを見るだびに
そんなことを思う....