声
かすれた声でも 小さな想いでも
風にのせて 哀しみの記憶へとよせて歌う
涙に愛を 優しさを時に流して
救われなかった日々の嘆きを
抱きしめてはあげられないけれど
彼方からの光と 背後でむせび泣く影が
何時かまじわるのなら
暖かな手で 美しい花を
歪めた愛の記憶を もう一度
染みついた血の記憶
赤い花びら舞う あの日の記憶
もう泣かなくていいと言えたなら
空にのばした手を 冷たく濡らした雨
凍えきった想い
もう一度歩いてくれないか
誓いにも似た小さな光と
微かな声が届くなら
囁いてほしい 明日を祈る言葉を
二つの声が何時か巡り会う日へと
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