レクイエムを探して
ここから見える光は限りなく薄く冷たい
この肌を撫でる風は子守歌に似ている
ずたずたの心を眠らせるように
置き去りの俺はいつもこの風を求めていた
優しさでも愛情でもなく さめぬ眠りを
人生は長すぎて 優しさは遅すぎた
絶望は身近すぎ 希望は遠すぎた
永遠を辿り疲れそっと瞳を閉じた
自由を失った言葉達の泣き声に耳をすませても
無表情の涙がこぼれ落ちるだけ
閉じ込められた想いに出口はなくて
凍りつけば楽になれた
この道をあてもなく彷徨い歩くだけ
いつかの俺が歌うレクイエムを探している
失いつくした想い 眠らせたいから
できるなら永遠に できないから永遠を
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