就職氷河期世代の歌
90年代組はホントひどい目にあったよね。
命からがら氷河期を生き延びれば、大卒内定大幅改善。
なんだそりゃだよね。ほんとに。
今はよくなってるんですかねぇ。景気って。
そんな氷河期な時代について書いた作品です。
あの頃はみなさんどうサバイバルされてましたでしょう?
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青春ごっこはほどほどに
いつまでも青春ごっこじゃないね
制服姿の自分はもう何処にもいない
ドミノ倒しの世の中でまともな仕事もみつけられない
いつまでも若者じゃいられないね 30代の足音が聞こえる
未来を守るためにどれだけの今を追い詰めてる
いつかはステキな恋をと夢見ても 欲望まみれの世の中じゃ
心は刺々しくなるばかり 情けない日常
震えるような瞳でたたずんでいる だけどもう天使じゃないね
何時だって天使じゃいられなかった自分を語れなくてみんな迷っている
無言のままに時は過ぎて尽き 気がつけば・・・40歳!
そんな未来は怖すぎる・・・
賞味期限がきれたと言われる前に恋をしよう
浮かれていた時代は二十歳前に終わっちゃったけど
もう本音で語るしかない時代になってくれてホッとしている
欲望に魂を売ってはしゃいでいた世代には悪いけどついていけない
高級なイミテーション そんな人生はいらない
そんなに恋愛上手じゃない
二言目にほっといてと言う正確が直らない
でも語れる言葉が増えた責任を果たさなきゃ
何時からか差し伸べる手を探し始めて
街中の不機嫌な顔達を見つけた
助けを待つ人が助けたい想いより多いことを知り
誰かも分からない人達を「社会」と呼んで憎むことを覚えた
空回りのフラストレーション 夢を追うことで何をごまかしてる?
純粋な瞳が作る罪な断絶
後ろめたさをごまかすための言い訳は安っぽすぎて
ふとした時のフォローがいるね それが今の責任?
みんな寂しがり屋 いくつになってもこの距離に迷う
純粋に生きることが免罪符にならないことに気付いたら
何を歌えばいいんだろう?
後ろめたさに隠れたら昔嫌いだった誰かになれる
「汚い大人」のできる限りを見せていく
いつまでも純粋な被害者じゃないね
青春ごっこはもういらない