なかなかゲームをする時間が無かったのですが、久々にPS3でもやろうかと、ディスクを入れたところ、何やらガリガリという異音が…
右上の時計アイコンもぐるぐるしたまま、ディスクを読み込まなくなりました!
最初は、ディスクが悪いのかと思い、別のディスクを入れてみるも、症状は変わらず、ディスクを排出するときのような音もします。
そのうちに、ディスクを吸い込まなくなり、ディスクが入らなくなってしまいました。
そういえば、前に子供がイタズラして、Wiiのディスクを入れたりしていたことを思い出し、ドライブの不具合だと確信しました。
ディスクの読み込み以外は、全くの正常動作。
取り敢えず、ケーブル類を外してテレビ台から下ろしてみると、何かカラカラと音がしました。
これは、バラすしかない!!!
渋々、封印シールを剥がし、中を見てみることにしました。
封印シールを剥がしたら、もう2度とメーカー保証は受けられませんが、HDD無しの為に格安で手に入れたPS3だったので、修理費をかけたくありません。
分解には、裏面から全てのネジを外す必要があります。
白い目隠しと、グレーのゴム足をマイナスドライバーでこじると簡単に外れ、プラスネジ(No.1)が現れます。
両面テープでしっかり固定されています。
お星様のネジかと思ったのですが、よく見たらトルクネジで、専用ドライバーを買わないとダメかなと思ったのですが、調べたら、マイナスドライバーで外せると書いてあったので、手持ちのマイナスドライバーで外しました。
1.8mmがぴったりでした。
ネジ穴を潰さないように、回すよりも押す方に力を入れて、ゆっくりと少しずつ緩めるのがコツです。
今回、精密ドライバーのセット一つで、全てのネジを外すことが出来たのですが、使い易いものでないと、無理に力が入ってネジ穴を潰してしまうと思います。
個人的にオススメなのが、このセット。
このドライバーは、グリップに手のひらを押し当てても痛くないんです。
よく見る100均などの精密ドライバーセットだと、グリップも金属製なので、強く押し当てると、手のひらが痛いし、力が入らないんですよね。
ネジを全て外して表に返すと上蓋が簡単に外れます。
外れない場合は、爪をこじれば外れます。
ドライブを取り外す為には、背面の黒いカバー(排気口)を外す必要があります。
左右のネジを外して、ネジと一緒に写っているケーブルを、左右共に引き抜きます。
これがディスクドライブを固定してます。
ドライブを外すときは、このネジを外して、横のフレキシブルケーブルを抜きます。
画像が無いのですが、ドライブの真下に、もう一本フレキシブルケーブルが接続されているので注意して下さい。
ドライブは、アルミ(?)の薄いプレートでカバーされているので、三箇所のネジを外して取ります。
ここまでは、全てプラスネジはNo.1でしたが、この三箇所のネジ穴サイズはNo.0です。
ジャンクで買ったので、カバーが外れてしまい、直そうと思っていたものですが、子供が入れてしまったようでした。
原因が分かったので、UMDをドライブから取り出し、元通りに組み上げたら、無事にゲームが出来るようになりました。
中を開けてみて驚いたのですが、ジャンク扱いの中古で格安だったのに、埃の吸い込みが全く無くて、本当に綺麗でした。
HDD無しということ以外、何の不具合もありません。
PS3の修理というと、初期型ばかり出て来るので、3000の分解手順として参考になればと思うのですが、分解は、あくまでも自己責任でお願いします。
【分解に使ったドライバー】
精密ドライバー プラスNo.1、プラスNo.0、マイナス1.8mm