57歳のナチュラル美容家
40代50代から、益々美しく！
日々の暮らしに丁寧に向き合いながら、
癒し 健康 美を追求する
アロマフランス認定
クレイテラピスト、クレイ講師の
よさの陽子です
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今からちょうど、
29年まえの今頃、
私は、産後の鬱の苦しみの中にいました。
二人目の子どもを出産した二日後、
それは突然やってきました。
急に不安や焦燥感に襲われ、
不眠、食欲不振になりました。
足元は常にフラフラし、
自信もなくなり、
自分以外の全ての人が
自分より優れていると感じていました。
このまま生きていて
なんの意味があるのだろう？
幼子を抱えているのに、
そんなことが
頭をよぎることもありました。
両親は当時、父の転勤で
日本にいませんでした。
上の子どもの出産の時も
大事な教会の活動があるとかで、
帰国しなかったのですが、
不安があまりにもひどいと、
国際電話をかけて、
今、ちょっと辛いの！、と
弱音を吐いて
泣いてしまうこともありました。
母は「祈るよ！」と言い
励ましてくれて、
きっと実際、
たくさん祈ってもくれたと思います。
でも、その祈りも虚しく、
辛い時期が続きました。
祈りの力を
信じていないわけではありません。
クリスチャンとして生きてきて、
奇跡のような祈りの効果って
何度も体験したことがあるんです。
でも、
あの時わたしが求めていた
心の平安は、
祈りでは力不足に感じました。
一方、同じ頃、夫の母が
弱ったわたしをみかねたのか、
家に招んで、
食事をご馳走してくれることが
よくあったのですね。
そして、
とても調子が悪かったある日、
「陽子さん、大丈夫？」って
私の背中をさすってくれた
のですよね。
その瞬間、
その背中に触れられた手の平を感じて、
わたしはすごく安心して、
不安で押しつぶされそうな苦しみから
一瞬ではあったけれど、
開放されたのです。
本当にスーッと
悪い気がカラダの外へ抜け出たような
そんな感覚でした。
そして確信したのです。
手のひらで人は癒される、と。
それは
即効性があって
祈りより力がある、と。
キリスト教では、
肉体は魂より劣っている
という考えが強いのですね。
でも本当にそう？
私は、
そうだとは思えなくなりました。
次第に、
もし魂が存在するのだとしても、
それは、
このわたしの肉体に宿っていて、
肉体を健康にすること、
幸せにしてあげることで
宿るものの質を上げるのではないか？
と思うようになったのです。
わたしはあの時、
「元気になりたい！」という
心の底から突き上げる欲求の塊でした。
どうしたら元気になるの？
どうしたらパニックにならずに済むの？
どうしたら眠れるようになる？
そしてその答えは、
全てカラダがわたしに教えてくれました。
・不安な時、
手を握ってもrあったり、
背中をさすってもらうと安心する、
・窓を開け、
空気を入れ替えると気持ちが落ち着く。
・呼吸を整えると不安感が消える
・歩いたり、軽い運動をすると
次第にリラックスする。
・手作りの料理を食べると心が安心する。
・気持ちが沈みやすい時は、
シリアスなニュースや
ドキュメンタリーなどの
テレビ番組は見ない。
などなど。
こんな一見当たり前で
誰もが普通に知っているようなことでも、
わたしの中では
一つ一つが発見であり、
確認であり、学習でした。
長くなってきたので、
今日はこの辺で！
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