フランスのいくつかの家庭にお邪魔して、
驚いたことの一つ、スポンジの使い方。

 

こちらで使われているのは、

黄色と緑の、片面がスポンジで片面がざらざらのよくあるタイプ。

そんな何の変哲もないスポンジ。


テーブルを拭く、
シンク周りの水滴をとる、

テーブルを拭く、

ランチョンマットも拭く、

食べこぼし跡がある椅子も拭く、

 

さらっと書くと何でもないようだけど、

初めてご家庭にお邪魔してこの光景を見たときは結構な衝撃を受けた。

 

ジャーっと食器類を洗い、軽く絞ったスポンジをもって

食卓をがーーッと拭くマダム。。。

テーブルを拭くのは台ふきんの仕事であるという固定概念を覆された。
台ふきんなんて見たことないし、

そもそも食洗器が普及しているフランスでは、

スポンジもそんなにクタクタじゃないのかもしれない。

 

吸水性と絞りやすさが便利なので

飲み物をこぼしたりしたら

「エポンジュ(スポンジ)持ってきてー!」がひとこと目にくるのである。

 

そして使い古されたスポンジは捨てずに

床のちょっとした汚れや水滴を拭くのに使われる。

 

移住してまもなく1年の私は、

もちろんスポンジであらゆるところを拭きまくっている。