さてさてニコニコ
本日は破産について簡単にご説明しよう。
破産についてはみなさんもご存じの通り、債務を全てゼロにするという手続きである。任意整理との主な違いは、まず債務全てを整理しなければならないということ。任意整理の場合は、こことここというように選んで整理できるが、破産は基本的に全ての債務を嘘偽りなく全て整理しなければならない。次に、名前が官報に載るということだ。破産をする大半の人が気にするところが、この点である。官報に載ることで、周囲の人に自分が破産したことがわかってしまうのではないかという不安があるのだ。当然ある心配である。しかし、ご心配することはない。わかってしまうということが絶対ないとは言えないが、まずない。街で百人に官報を見たことありますかとアンケートをとっても、おそらく一人もいないのではないだろうか。従って、官報に載ることはそんなに気にしなくて大丈夫ですビックリマーク最後に、手続きのめんどくささである。任意整理の場合は、黙ってても、代理人が全てをやってくれる。本人がやることは、せいぜい和解内容の確認くらいで、あとはなにもないと言っていいだろう。しかし、破産となると話は別だ。住民票から始まり、戸籍謄本、保険の書類、賃貸借証明書、車検証、などなど集めてもらわなければならない書類がたくさんある。この面倒な作業が嫌になり、手続きを途中で辞任されてしまう方も少なくない。以上が任意整理との主な違いである
破産には少額管財と同時廃止というものがあるが、これは簡単に言えば財産があるかないかによっての違いである。少額管財になると、破産管財人という弁護士がつくのだが、細かいことを言い始めたらきりがないので、破産についての説明はとりあえずこれくらいにしておこうかと思う。
再生についてはまた後日でニコニコ