BOOWY HISTORY 【1986年の詳細】 | 人生は「CARPE DIEM」 with ロレックスⅡ

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大好きなロレックスと歩む日々を綴ったブログです。

こんにちは!

 

いや~、今週もようやく折り返し点までキマシたね~

 

きょうの都区部は朝から晴れわたり、空気も比較的カラッとしていて肝吸ぃ~ですね。

 

さて、ようやく終わりも見えてきた感のある?BOOWYシリーズですが、今回は1986年の詳細になります。

 

前年発売した3rdアルバムのBOOWYから始まった快進撃は、翌'86年になってさらに加速し、4thアルバムであるJUST A HEROを引っ提げて行った全国ツアーである「JUST A HERO TOUR」のファイナルは、BOOWY初のワンマンとなる日本武道館公演となりました。

 

この武道館ライブ中、IMAGE DOWNの間奏で氷室ックがオーディエンスに対して言い放ったMC「ライブハウス武道館へようこそ!」は、その後、多くのミュージシャンやファンの語り草となり、今になっても恐らくロックバンドのMCとしては最も有名なのではないでしょうか?

 

そんな武道館公演までの詳細をきょうはお示ししたいと思います。

 

【1986年の詳細】

年が明け、スタッフの間で評判の良い「わがままジュリエット」をアルバムに先行して発売。

3月1日にはファン待望の4thアルバム「JUST A HERO」が発売された。

このとき、BOOWYは初めて本格的なプロモーション活動を経験する。

全国のラジオやテレビ局を回る。

加えて、ライブフィルムを何か所かで上映する。

ビデオコンサートというプロモーションの形が広まっている頃だった。

 

「どうせライブフィルムを流すんなら、やりたいことがあるんだけど。」

スタッフに対してBOOWYが提案したのは、ファンとの直接コミュニケーションだった。

フィルム上映後、ファンの前に4人が出ていって座談会でもやろうというのだ。

「BOOWYを好きなヤツらがどんな感じか見てみたいしさ。」

ファンを前にメンバーがイスに座り質問を受け答えている姿というのは、想像しただけで奇抜なものだった。

 

ロック・バンドらしさ。

普通の感覚でこのらしさを考えたなら、こんな企画は最もらしくないというしかない。

しかし、彼らはそのらしくなさを楽しんでいた。

ともすればイメージ・ダウンにもなりかねないようなことを好んでやってしまう。

プロモーション活動というものは遊び感覚でやってしまうのがいちばんだと思っていた。

 

テーブルについたロック・バンド。

それは実際になかなか楽しい風景だ。

しかも、フィルムには、ロフト時代からのライブフィルムや、ほんの数秒間だけ出演したテレビ・ドラマ「太陽にほえろ」のシーンもおりこまれ、楽しませ、笑わせてくれた。

「どうやって髪を立てるんですか?」

「今どんなパンツをはいてます?」

質問コーナーには、こんなバカバカしい問いかけから、音楽的に専門的なことまで幅広い質問が飛び交い、彼らの考えていたコミュニケーションの場は成功を収めていた。

 

全国7か所、200人から500人のファンと密度の濃い対話をし、自分たちも十分に楽しみながらも、それにしても・・・という気持ちは働いていた。

「楽器も何も持たないで人前に出てみると、オレ達もかっこ悪いなあ」

各地でのイベントが終るたびに、会場から出てくるメンバーの顔には、妙な恥ずかしさが浮かんでいる。

「やっぱり恥ずかしいもんだね」

「しょうがない、オレ達が言いだしたことなんだから」

こういうことは笑いとばすことで終えてしまえる。

 

ひと息ついたところで、また新しいツアーが始まる。このツアーを成功させよう。

どこに行ってもいいステージをしよう。

どのステージが始まるときも、それはずっと変わらない。

新しいアルバムが出たことでまた新しい曲が増える。気持ちのうえではそれぐらいの違いでしかない。

「JUST A HERO TOUR」にしてもそうだ。

3月24日の青山スパイラル・ホールから始まって、7月2日の武道館で終える。

その25か所のそれもがBOOWYにとっては大切なものだった。

武道館、そこにはステイタスという言葉もなく、ただ8,000人もの人間を収容できるという広さだけが魅力的に映った。

 

構成はツアーとまったく同じまま。

「BAD FEELING」で始まり、アンコールの「NO! N.Y.」で終える。

いつもどおり、変わんないよ。

そう思っていたものの、当日になると、やはり気持ちだけは少しだけスペシャルなものとなっていた。

その唯一で最大の理由は、8,000人という人間の数だった。

本番前のベルが鳴り、舞台袖から観客を覗いた布袋は、「オオ、すげえ」と叫んで目を客席にくぎづけにした。

8,000人。みんながオレ達のことを待っている。それは目に涙をためるに十分な感動だった。

 

氷室はステージの上でこう叫んだ。

「ライブハウス武道館へようこそ!」

その短い言葉には、ライブハウスであろうと武道館であろうと、オレ達のカッコ良さには関係ないという気持ちと、ライブハウスの人数の観客が、こんなにも多くなったことに素直に感動し、感謝する気持ちが同時にあった。

BOOWYは、この感動を「GIGS」という初のライブアルバムで形にして残した。

そこには武道館という言葉より、「JUST A HERO TOUR」のまとめであり、今までのBOOWYのベスト盤という言葉が似合っていた。

 

「JUST A HERO」の音をステージで再現できるのだろうかというまわりの危惧をこともなげに打ち破り、業界の専門家といわれる人々の予想をはるかに上まわる勢いで大衆を引き寄せてきたBOOWYとそのスタッフ。

その勢いはこのツアーを終えても止まることはなかった。

しかし、メンバーはいつもこう言う。

今、自分たちのやりたいこと=カッチョ良いことをやるだけ。過去も未来も何の意味も持ってはいない、と。

 

武道館が彼らを変えたとは言えない。

ただ、今までBOOWYがやってきたことの正しさを確認したことは確かだ。

以後のBOOWYにはその自信が大きくついてまわっている。