母と私の関係 | 卵巣癌と診断されて

卵巣癌と診断されて

2021年6月に卵巣癌と診断。ステージ1C3期。2人の子供(6歳、4歳)を持つ40歳ママです。同じ悩みを持つ方の参考になればと思い、発覚から治療までを記録します。

 

私が癌になり、

飛行機に乗って手伝いにきてくれた母

 

 

実は、私と母は仲が良いわけではない…

 

 

会えば喧嘩ばかりする関係で、

 

 

それを長年みてきた旦那は、

母が手伝いにくると言った時、

断ったほうがいいんじゃないかと心配したぐらい

 

 

 

私の両親は共働きだった

 

 

私が子供の頃、

両親は自分達の仕事を天職だと言って、

仕事に熱中していた

 

 

朝起きたら既に2人は家におらず、

帰宅するのは夜の7時か8時

 

 

家に帰ってきても仕事をしていて、

常に2人は忙しかった

 

 

運動会も音楽会も授業参観も

来てくれた記憶がほとんどない

 

 

一度だけ小学校の運動会に

両親が揃って来たことがある

 

 

せっかく来てくれたのに、

途中で雨が降ってきてしまい、

午後は延期、学校で授業となった

 

 

2人が来てくれたことが嬉しくて、

家に帰れば2人がいると思うと

早く帰りたくて仕方なかった

 

 

そう思い続けたら、

お腹が痛くなり、早退した

 

 

家に帰ると両親に

『私達がいると思ったから早退したんでしょ

 お腹なんて痛くないはず

 そんなことしては絶対にだめ』

と強く怒られた

 

 

確かにお腹は痛くなかったのかもしれない

嘘だったのかもしれない

悪いことをしたと反省した

 

 

それ以降

親に甘えてはいけないと強く思った

 

 

 

不器用な私は、、、

案の定その辺りから、

親との関係がうまくいかなくなり

  

 

他にも色んなことが積み重なり、

中学・高校生活は親とほとんと話もせず

口を開けば喧嘩していた

 

 

特に母にはひどいことを言って

みかねた姉に引っ叩かれたこともある

 

 

高校を卒業すると

逃げるように一人暮らしを始め

それから、家族とは年に数回会う関係となった

 

 

年に数回しか会わないのに

母と会えば喧嘩ばかりしていた

 

 

こうやって書き出すと、

何してたんだ私、、、

幼稚だなと思う

 

 

私が結婚し、

苦労の末出産し、

育児と家事を両立し始めてから

やっと両親の苦労がわかるようになってきた

 

 

コロナがあり数年会わず、

久しぶりの再会が私の看病だった

 

 

今回は手伝いに来てくれた母と

一度も喧嘩しなかった

   

 

素直に

『手伝ってほしい』『ありがとう』が言えた

 

 

長年のこじれた関係が

少し解けた気がした

 

 

病気になったことで、気づくことが沢山ある

 

 

私にとって、

このタイミングで病気になったことは

良かったのかもしれない

 

 

人生は短い

あっという間の人生

生きている時間を大切にしたいと改めて思った