3月10日放送 「歯磨き」 | ようこそ、さいママのブログへ。

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こんにちはピンク音符さいママですニコ

 

今回は3月10日に放送された「歯磨き」についてのお話をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

以前虫歯についてお話させていただいた時に、

「お豆腐の硬さが普通の硬さ」と答える小学生の回答を紹介したところ、

「それ聞いたことがあります!」というお声をいただきました。

そこで今回は、虫歯や歯についての第二弾ということで、その続きのお話をしたいと思います。

 

 

 

以前は離乳食完了後の虫歯予防としては、月齢にあった硬さや大きさで咀嚼(噛む力)と嚥下(飲み込む力)みてあげてくださいとお伝えしました。

その次の段階としてママたちが気にされるのは、「歯磨きを始める時期」ではないかなと思います。

 

みなさんは、いつ頃からお子さまの歯磨きを始められたでしょうか?

 

 

 

歯の生え始めは個人差が大きいところではありますが、一般的には半年~7か月目くらいに下の歯から生えてくることが多いです。

 

歯が生えてきたアセアセとなるとママたちは歯を磨かなきゃとなるかと思いますが、

これまでたくさんのママから伺ってきたお話によると、離乳食が完了してから歯磨きを始められるママが多い気がします。

この「離乳食の完了」というのは3回食が終わり、薄味ではありますが大人と同じようなごはんを食べられるようになる時期を指します。

 

実はこの時期も個人差が非常に大きいです。だいたい1歳~1歳半くらいと幅があります。

この1歳~1歳半くらいの時期からの歯磨きが大事だと仰る専門家もいれば、まだ始めなくても大丈夫と仰る専門家もいらっしゃいます。

 

また、いざ歯磨きを始めることになっても、歯ブラシを少し入れただけでオエっとなってしまうお子さまもいれば、嫌がって暴れたり、歯ブラシや親の指を噛んでしまうお子さまもいらっしゃいます。

歯磨きを始める前、歯磨き習慣がつく前に、口腔ケアで悩まれるママも多いのではと思います。

 

 

 

今は歯ブラシを使う前の段階で、ガーゼ状もので歯などを磨くグッズもありますし、大人の指に巻いてお子さま口腔ケアをできる歯磨きシートのようなものなど、さまざまな口腔ケア用品が売っています。

こうしたものを目にすると余計に「やらなくちゃアセアセ」となってしまうママもいるとは思うんですが、そこまで必死にならなくても大丈夫ですよ、とみなさんにお伝えしたいですニコニコ

 

 

 

ママご自身が虫歯でご苦労されたとか、矯正を体験された方は特に、自分の子どもには同じような思いはさせたくないという親心から必死になることは決して悪いことではないですし、そう思うのも当然だと感じます。

ただ、そこまで歯磨きに対して必死にならなくても大丈夫だと伝えておくことで、他のことが見えてくるのではないかと思います。

 

 

 

大丈夫ですよと言える理由は2つあります。

一つ目は、3歳頃になると少しずつコミュニケーションが取れるようになることが挙げられます。

コミュニケーションが取れると、歯磨きの習慣を得られる機会が出来てきます。

「今から歯磨きしようね」とか「磨くとさっぱりして気持ちいいね」などと会話することで、徐々に習慣化に繋がっていくんですね。

しかし3歳未満のお子さんは宇宙人(まだ会話が成り立たない時期)のような感じなので、宇宙人とは会話できないですから、歯磨きはいいかなと個人的には思います。

 

 

 

もう一つの理由は唾液にあります。

実は、唾液というのは口腔ケアに立派に役に立っていることをご存じでしたか?

赤ちゃんや小さいお子さんって、唾液が多いイメージがあるかと思います。

 

歯にはエナメル質や象牙質というものからできていますが、生えてきたばかりの歯は、このエナメル質や象牙質が非常に弱く柔らかいため傷つきやすいことがわかっています。ただ、唾液によってエナメル質や象牙質が少しずつ強くなることもわかっているんですね。

唾液によって肌がかぶれてしまったり、スタイがびしょびしょになることもありますが、唾液がたくさん出ることによって、生えたばかりの歯を守ってくれているんです。

 

 

他にも、さまざまな研究から唾液について判明したことがあります。

歯垢が作り出した酸によって溶け出した歯の表面を、唾液の中に含まれるカルシウムやリンなどの成分を取り込んむことで元に戻す働きをしたりだとか、虫歯の進行を食い止める働きがあることも唾液にはあるんだそうです。この作用を「再石灰化」と呼びます。

この再石灰化はとても時間を要します。

 

また、唾液の成分の一つである「ヘパリン」というたんぱく質は、歯が溶けるのを防ぎ、カルシウムと結びつくことで、少しずつ歯を丈夫にする効果もあります。

 

唾液の量が多ければ多いほど虫歯予防の効果が高いということですね。
 

 

 

それから、唾液の分泌量は状況や環境などによっても変化します。

就寝中は少なくなったり、緊張している時やストレスがかかっている時にも分泌が減って口が渇くこともあります。

年を重ねていくとだんだん口臭が強くなったり、ご高齢になると唾液そのものを分泌する働きが悪くなることもあります。

唾液の分泌量が低下してくると、口腔細菌(お口の中の常在菌)が増加して歯周病になってしまったり、口臭の原因にも繋がります。その結果、歯茎が痩せてしまい、ケアしないと歯が抜け落ちてしまう事態にもなりかねません。

 

年齢を重ねていく上で自然なことではありますが、こまめに水分を摂ったり、唾液腺をマッサージしたりと予防することはできます。定期健診も忘れずに行きましょう。

 

 

 

唾液というのは、虫歯予防や口腔ケアにとっていかに大事かがおわかりいただけたでしょうか?

 

 

最後に、冒頭からお話していることですが、お子さまの歯磨きの時は「これから磨くぞー!」と構えないでくださいね、ということをお伝えしたいですニコニコ

 

まずは歯磨きの習慣をつけることが大事です。お口の中を触っったり歯ブラシをお口の中に入れても嫌がらなくなることが連続していくことで習慣化するわけです。

ですから、本当に構えなくてもいいんですよとお伝えして終わりにしたいと思います。

 

 

大人も場合は歯間ブラシだけでもいいというお話があったり、舌のケアも効果的だそうです。活用してみてください。

 

 

 

 

 

 

私自身、持病で唾液の分泌が少なくなってしまってから、確かに歯肉炎になりやすかったり、知覚過敏になったり、扁桃線に膿栓ができやすくなったりと、以前はなかったような症状が出てきて唾液のありがたみを痛感しております泣き笑い

 

また、娘が宇宙人だったころは、毎日足で抑えながら、指を嚙まれながら、そしてイライラしたり怒りながら必死に磨いていまたのを思い出しました(笑)
某テレビ局の歯磨きをしてもらっているシーンを見ると、あんなに大人しくしているなんてすごいなーと思っていた時期もあったし、そのシーンで使われている曲をかけてみたり、おもちゃで気を引いてみたり、いろいろ試したものです爆  笑

あんまり頑張らなくてよかったんですね笑い泣き

 

 

 

 

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「ママ大好き」は、さいママの助産師さんでもある岡田美香さんによる10分番組。

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