書こう、書こうと思っていたら、またあっという間に日にちが過ぎていってしまっていました。
前回はEmotion Focusd Therapyについてでしたが、今回はEmotionally Focusd Therapyについてです。
えっ?一緒じゃん?って思われた方、ほとんど正解ですがちょっと違います。
Emotionally Focusd Therapyは、スージョンソン博士が創始者で、カップルセラピーから始まりました。
何でタイトルが、emotionとemotionallyと似ていてややこしいんだよ?と思われるかもですが、スージョンソンは元々レスリー・グリンバーグの教え子で共同研究者でした。なのでこのカップルセラピーも、Emotion Focusd Therapyがベースになっています。
ですが違うところは、アタッチメントと家族療法が基盤として組み込まれているところでしょうか。カップルを扱うので、家族療法の考え方が役立つ場面が多いということがあります。
難しい能書きはこれぐらいにして、このEmotionally Focusd Therapyもまた、心をぐっとわしづかみにされ、ブルブルと心が震えるしろものです。
というのもアタッチメント(日本語では愛着と言います)から人間を考えて、そこにアクセスするので、心の根幹に触れまくるわけです。
私たちの感情の根源には、アタッチメントが大きく関わっています。
なんとなくあの人っていや。だとか、他の人は平気なのに、なんで自分だけこんなに気にしてしまうんだろう?なんて思うことってありますよね?
この「なんとなく」とか、「自分だけ」という感覚には幼い頃の傷付きが関係していることが多いのです。
でも出来事なんて成長の過程で忘れてしまうし、そんな小さなことをいちいち覚えていたら生きていられない。こうして私たちは、幼い頃の傷付きをすっかり忘れてしまいます。
でも!
でも!
心は覚えているんです。
出来事はすっかり忘れてしまっていても、その時の嫌な感覚だったり、それを回避する方法だったりを私たちはしっかりと覚えていて、その方法を使って大きくなっていくのです。
それが、よくわからないモヤモヤだとか、失言だとか、行動だとかにつながっています。
そして、私たちが育った家庭での養育者との関係性を、今のパートナーとの関係性に持ち込んでしまうのです。
例えば、親がいつも自分の言うことを聞いてくれなかった。こんな経験がたくさんあると、パートナーが何気なく無視した出来事に大きく傷ついたり、怒りを覚えたりするのです。
パートナーからすれば「なんでこんな些細なことで?」と思われたり、気にしすぎ!なんて言われたりします。
なので必然的に自分の嫌な気持ちが、パートナーには理解されず、結果、大げんか・・・なんてことが起きてしまいます。
これはほんの一例ですが、このようなことが夫婦ともなれば、日常茶飯事に山のように起きるわけです。
そしていつの間にか思うのです。
「この人はわかってくれない人」と。
そしてその思いは、「自分は愛されていないのでは?」というような思いに変わっていったりもします。
というわけで、カップルが信頼を寄せ、お互いに思いやりを持って相手のことを受け入れる、穏やかな関係性を作ろうと思えば、このアタッチメントを見る必要があると思います。
そんなところにがっつりアクセスして、とても感動的な心理療法が、アタッチメント基盤の感情焦点化療法Emotionally Focusd Therapyなのです。
日本語にはほとんど本は翻訳されていませんが、カップルの関係性に悩まれていたら、おすすめの一冊があります。
「私をぎゅっと抱きしめて」
英語のタイトルは「Hold me Tight」
海外ではカップルのバイブルとなっているようです。
