最高水準問題集(理科) 動画解説 -3ページ目

最高水準問題集(理科) 動画解説

文英堂の「中学入試 最高水準問題集(理科)」を使う受験生と保護者に向けたブログ。問題集内の、誤植(ミス)一覧と、解説を読んでもわかりにくい問題の、動画による解説を載せます。


こんにちは 倉橋修と申します。

このブログは、中学受験をめざす小学生で、
文英堂の最高水準問題集(理科)を使う方に役立ちます。

最高水準問題集は、優れた問題集です。
しかし、2点、欠点があります。

後述しますが、1つは、致命的な誤植(ミス)が何カ所かあること。
もう1つは、解説を読んでもわかりにくい場所が何カ所かあること。

このブログでは、
どこが誤植(ミス)なのか伝えます。
・解説のわかりにくいところは、動画で解説をつけます。

以上の2つが目的です。

なお、私は、文英堂の関係者でも、最高水準問題集の執筆者でもありません。

長く(30年以上)、中学受験生を指導してきた、進学塾の講師です。
現在は、実験教室サイエンスラボの主催をしています。

日本の明るい未来を築くのは、子供です。

子供が、学ぶのが楽しい環境を作り出したい。
その思いで、このブログを立ち上げます。


1.最高水準問題集(理科)の利点

中学入試 最高水準問題集 理科は、
文英堂から出版されています。

市販されている中学受験問題集の中では、
文字通り、最高水準の問題集です。

中学受験をめざす6年生が、
「もう1歩、レベルアップしよう」と思って手にするには、適した問題集です。

利点は、以下の4つです。
① 分量が少ない
2冊で、各90ページ程度です。
6年の2学期になって、「やろう」と思ってもできる量です。

② 問題の質がよい
全国の有名校の、良質な入試問題が取り上げられています。
思考力を高めるには、よい問題です。

③ 解説がしっかりしている
解説が、各40ページで、問題冊子の約半分の厚さです。
自学自習を前提としているので、「読んでわかる」解説になっています。

④ 購入前に、手にとって中を見ることができる
街中の少し大きな本屋さんに行けば、売っています。
手にとって中を見ることができます。


2.問題集を何冊もやることはいいことなのか?

私自身、進学塾の講師をしているとき、
不特定多数の生徒に、この問題集を、積極的に勧めたことはあまりありません。

「まず、塾の問題集をしっかりやりなさい。そうすれば、必ず、合格します。」
そう言ってきました。

1つ、やりこんだ問題集を作ってほしい。
それは、塾の問題集でよいです。
ページの内容が、頭に思い浮かぶほどやりこなしてほしい。

いちばん効率の悪いことは、
たくさんの問題集を購入して、
どれもこれも中途半端にかじること。

だから、「塾の問題集だけで十分」と言ってきました。

ただ、
現実には、塾の問題集では、ちょっと物足らない子もいるのです。
「もう1歩、上のレベルをやりたい。」そう思う子はいるのです。
そんな子は、この最高水準問題集をやればいい。

だから、私は、必要と思う子には、
個別に最高水準問題集を勧めていました。
また、私から言わなくても、
勝手に買ってきて、やっている子も多かったです。

例年、6年の2学期になると、
この問題集を持って、質問に来る生徒がかなりいました。
その子たちを見ていて、「力のつく問題集だな」と思いました。


塾の問題集の弱点の1つに、
その塾の先生の好みで問題を選ぶ、ということがあります。

私自身、塾の問題集を編集していました。
「できるだけ私というフィルターを通さず、良問を選ぼう」と思っていましたが、
それでも、私のフィルターはかかっていました。

だから、最高水準問題集を見ていると、
「自分ならこれは選ばないな」という問題はたくさんあります。

しかし、考えてみたら、
実際の入試は、塾の外での戦いです。

思ってもいなかった問題が出たり、
意味が読み取りにくい問題が出たりします。
試験会場で問題が発表されると、
保護者や塾の講師からは、「何とかせよ」と祈ることしかできないのです。

力のある子は、
塾の先生のフィルターのかかっていない最高水準問題集をこなして、
実戦力をつけることも、意味があることです。


3.ここが問題だ!ブログの目的

最高水準問題集は、以下の2点の問題があります。
この問題があるため、このブログを作りました。

① 誤植がかなりある

なんと、誤植(ミス)が何カ所かあります。
これまでの歴代の受験生は、その誤植(ミス)で、
いたずらに時間とエネルギーを使ってきました。

このブログでは、ミスを正誤表として出します。
最高水準問題集を解いている人は、その部分を直して学習してください。

出版社の文英堂にも、ミスの指摘はしてあります。
「直す」とのことです。

ただ、直された冊子にすべて変わるのはいつになるか不明です。
今、学んでいる子には、間に合いません。

そこで、このブログで、誤植は示します。


② 解説不足

ほかの問題集や模試の解説などと比較して、
最高水準問題集の解説は、丁寧で、よくできています。

ただ、何カ所か不十分なところがあります。
だから、生徒がよく質問に来るのです。

活字の解説は、解く手順の時間的な流れが、うまく表せない、
という弱点があります。

そこは、授業の方が説明しやすいです。

というわけで、よく質問を受ける問題に対しては、
解説動画を作りました。

この解説動画が、このブログの、メインのコンテンツです。


4.自学自習

宿題でもないのに、
自分の意思で最高水準問題集を解く。
孤独な戦いです。
応援したいです。

命令されなくては勉強できない。
塾で見ていてもらわなければ勉強できない。
それは、ちょっと寂しいです。

自分の意思で、
自分独りの場所で、自学自習をする。
受験は、その習慣を身につけるには最適の場です。

日本の明るい未来を築いてほしい。

その願いで、このブログを作りました。