真宗門徒にとって最も大切な御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)・・・一般寺院においても時期を合わせてお勤めされるお寺は多い(比較的に本山から距離が遠い地域ほど)ですが、ご本山で今の時期(新暦)に勤修されているのは高田派と本願寺派。
宗祖親鸞聖人のご遺徳を偲ばせていただく御命日の法要ですが、親鸞聖人は決して過去の人ではなく、今なお生き生きと御教化くださっていると受けとめさせていただいております。
そんな御正忌報恩講の終盤・・・15日(月)は終日ご本山でした。
全国児童生徒作品展。
絵画を中心に鑑賞・・・すばらしい、そして、かわいらしい作品の数々
他にも関連行事としての出展をざっと見て回ることができました。
午後4時からの『奉讃演奏会』。
総合研究所長であられる満井和上の挨拶でスタート。
本願寺合唱団。
特別ゲスト、ハンマーダルシマーとアイリッシュハープの演奏。
エンディングは聴衆もいっしょに『みんな花になれ』『恩徳讃』。
ここにもアイリッシュハープとハンマーダルシマーによる音色の脚色があり、より芸術性が高まっていたように思います。
やっぱり音楽のチカラはすごい!!総じて素晴らしい演奏会でした混声合唱団は男性が少ないらしく、ちょっと興味あるものの週一で上洛は・・・。
あ、坊守も終演後の一杯を楽しみにがんばっておりました(笑
そしてそして、四年ぶりに通常開催となった『通夜布教』は午後7時から!!
勤行・開会挨拶から、お一人目メインご講師の朝戸先生お取り次ぎまで総会所にてお聴聞
翌日の予定もあるので・・・以後は車中にてタブレット聴聞・・・自坊にもどり寝床にて五人目のご講師ぐらいまでかすかな記憶が(^^;・・・数時間後の、お晨朝はまたもやモニター参拝
そしてお日中、ご満座をむかえました。
この度の本山界隈ではご門徒向けの記念品も購入・・・自分には新発売で西本願寺オリジナルの経本念珠入れ(←おしゃれ)と勤行集カバーをゲット☟
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御正忌中のご本山では、とにかく知人にばったり出会う確率が高かった坊守繋がりの方、事実上初めましての方も。具体的には書けませんが・・・前総長、現総長とも遭遇
全体的には、コロナ前に比べて参拝者がやや少なめで元気のない印象・・・”能登半島地震”の影響もあるにせよ、新しい領解文の唱和推進がおおきく関係しているように思う。自分の周囲からも「オヤマ(本山)に足が向かなくなった」との声が多々。
個人的には、改悔批判とても残念でした。
急がれるは”得度式での暗唱中止”、そして体裁は気にせず早期に新領解文を取りさげられるよう願っております。
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その他の近況綴りはまた今度として、今回の一曲は『念仏』・・・凡そ十年前、当山における記念すべき第一回めの報恩講コンサートにご出演くださったバス・バリトン歌手で住職の花月さん
仏教讃歌ってすばらしいですよ
釋俊彰