基本、お気楽(喜楽)にお寺からのお知らせ&近況を綴るブログですが、しばらくは・・・この”宗門(しゅうもん)たるが愁悶(しゅうもん)”の続報シェアは避けられない模様。一般紙や雑誌等でもあれこれ取り上げられ、”リスペクト本願寺”であった立場から大変残念な思いです。
浄土真宗本願寺派で「お家騒動」 聖典の現代版、取り下げ求め混乱も:朝日新聞デジタル (asahi.com)
朝日新聞より。「お家騒動」という表現が的確かは・・・個人的には、また違うような気がしますが。
↓混乱をまねいている『新しい領解文』(浄土真宗のみ教え)↓
従来の正当な『領解文』⇒御法義の肝要の精神を受け継ぎつつ、、、といいながら『信心正因・称名報恩』がまったく受け継がれていないことが問題であって、正当な内容ならば(唱和するしないは個人の判断としても)それなりに受け入れられ、先の慶讃法要もたいそう盛り上がったはず。
しかしながら新しい現代版は「本覚法門・門主崇拝・自力聖道門」とも受けとめられる内容が大問題であって、いきなりの教相(お六字)、”これもひとえに”の”これ”とは?、他、わかりにくく不可解な点が多々あり混乱をまねいているわけです。
こんなラップ見つけました↓
私らの時代の得度は従来の正当な『領解文』暗唱必須でしたが、後になればなるほど良い学びだったと感じます。
それは、極めて模範的なお領解であったから。
こういうラップのような発信が急増している背景には、コンセンサスのない理不尽な強制があると思います。
現代版の✖な空気感を、このラップ歌詞から一部転載☟
■自分の思い押し付けるおっさん まじめな人ほどそうそうに退散 反対する高僧に賞賛 これを機会に聖教を研鑽 口にだそうよ 自分の領解 分かちあおうよ みんなの思い■
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問題の「新しい領解文」には、もうwikiがしっかりあって経緯まで正確に記されています☟
新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え) - Wikipedia
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これまた、朝日新聞↓
江戸時代の「三業惑乱」に類似? 本願寺派の騒動、仏教学者が指摘:朝日新聞デジタル (asahi.com)
三業惑乱については、先生方から色々なお話をきいたことがありますが、今回の件が類似しているかは私にはよくわかりません。
ただ今回の混乱のほうが悪質で純粋さに欠けるような気がします。
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従来の正当な『領解文』のwikiもありました↓
大谷派(お東さん)では『改悔文』と云います。
そのお東さんも昔々ひと騒動あり、法主(ほっす)→門首(もんしゅ)、外から見ると近年良い雰囲気に感じます
※ちなみに門主(もんしゅ)と門首(もんしゅ)では意味がちがう。←また法座などでご説明を。
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【宗報六月号】に掲載の、”前総長から勧学寮への指導”は越権行為にあたらないのか?それに対する回答が掲載されていないのは都合が悪いからか?
当山では門信徒の皆さんにも宗報を自由に閲覧していただけるよう、以前から本堂に置いてますので興味ある方はどうぞ。
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そしてそして「新しい領解文」については公聴会で意見・発言はするなとのお達し。
いつどのように別途の学習会がおこなわれるのか知りませんが、学習会は学びの対象があってこそ成立するもので、新しいやつは学びの対象になりえません。
いま全国で盛んに行われている『領解文』の勉強会は、従来の正当な『領解文』を学ぶ勉強会であります。
”常日頃から本願寺派に反感を抱いている勢力がほくそ笑む現況”と”門信徒がうんざりして離れていく流れ”を早急になんとかしてもらえないか?と思う次第でした。
釋俊彰