本当のお盆(盂蘭盆)は7月15日〔旧暦〕であり、仏教で重要な雨安居の時期とからみあってますが、私たちに馴染みのある”お盆”は7/15からひと月遅らせた8/15・・・”月遅れ盆”ということになります。
※一説によると、ひと月遅らせるのは農繁期との兼ね合いがあるそうですよ。
四年ほど前でしょうか、話題となった『盂蘭盆経』は中国成立の偽経ではなかった説
それまでの定説であった●盂蘭盆(ウランバナ)=倒懸(とうけん)〔意味:逆さ吊り〕←こちらはどんどん薄れていく流れに?
お盆は、純粋な仏教行事というよりかは祖霊信仰と深くかかわりあっているので、お坊さんがバタバタとお盆参り(外回り法務)に追われているようでは伝道からますます遠ざかっていくような気が個人的にはしています
浄土真宗はとくに、盂蘭盆会(うらぼんえ)歓喜会(かんぎえ)ですから、お寺で法話会などを開催するのが理想でしょうか
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ちなみに、幸いにも当山の地域、お盆参りはほとんどありません。
(※同じ浄土真宗でも地域差アリ)
平素ご無沙汰な門信徒からちらほら依頼がある程度で・・・スケジュールがタイトにならないよう意識し、私自身は至らないことだらけですが、できるだけ傾聴を心がけています。久しぶりのご門徒にお会いさせていただけることがちょっと楽しみな時期でもあります。
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さて近況!!
前回記事8/6ワクチン接種の翌日は、従姉の満中陰法要に坊守とお参りさせていただいてきました。
※大和高田市某寺院にて
称名お六字
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お盆の時期にさきがけ・・・寺族で境内の除草作業をおこないました。
高1の娘は可愛がっていた歴代ハムちゃんの遺骨を掘り返し観察しておりました(^^;
考古学とかめざすのか?はたまた、美術作品のヒントか?
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天理市にある雅楽器店へ、あずけていた鳳笙管をひきとりに。
状態がずいぶん良くなりました。
将来的には、自分で洗い替え調律でるように成ることを目指しています。←経費的にも助かる。
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当山のお盆といえば、昨年から年中行事化させていただいた門信徒の物故者追悼法要。
そこに照準をあわせてお荘厳をととのえていきました。
なんか、ちっこい御導師さまが(^^;☝
昔々、猫を飼っているお寺が多かったのは、お供え物を食べにくるネズミ除けだったそうですが・・・当山は・・・
本年の参拝記念品はレインボー念珠
・・・私もときどき愛用しております。
ご案内の時点で人数制限〔感染予防策〕のご協力をお願いしました、失礼なことですがご時世的に致し方ありません。
8/13(金)、令和2年7月~令和3年6月の期間に往生された門信徒をお偲びして『門信徒追悼法要』を勤修させていただきました。
ご講師は組内寺院より塚村真美先生
お参りの皆さんに共通するところは、ここ一年以内にきびしいご縁を体験されたということ。
まだまだ悲しみは癒えなかったり、あの時、もっとああすれば、こうすれば、大切なことを伝えそびれた。私には胸中を察することすらできません。
もう起きてしまったこと、起こったこと、大切なご家族と今生で別れなければならなかった事実はかわりませんが、これからの私たちの歩みにより、それが糧となり・・・過去が転化する、むしろ過去が生きてくる、・・・ほとけさまの大いなる慈悲につつまれて。
住職としては、なにかしらの思いを吐き出していただける敷居のひくいお寺を目指しています。
これをご縁に、またお気軽にお寺にお越しくださいませ。ご懇念・御供諸々お心遣いありがとうございました
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終戦記念日の8/15は、毎年恒例の日曜学校生による戦没者追悼墓参。
早朝に隣寺山門前にて集合、在校生の出席は3名。
忠魂碑前では遺族会の方々約10名が待ち受けてくださり、ご接待いただきました。
平和への誓いを新たに。
自坊にもどると法衣にバッタが・・・外へ逃がそうとしても腕にしがみついてなかなか離れない
実は私、バッタとかカマキリとか・・・昆虫に異様につきまとわれるんです
釋俊彰