本年の仏婦報恩講は11/25(水)に予定しておりましたが・・・会員の年齢層が高いこと、そして、お斎(お勤め後の会食)時の感染リスクを憂慮し、早々に中止の決定をしました。
しかし、仏教婦人会々長様のほうから「私ら(役員)でお勤めだけでも・・・」との提案があり・・・11/19(木)午後1時半より役員方+坊守の人員縮小バージョンにて『仏婦報恩講』がお勤まりになりました。
会長さまからのご指名で、坊守が調声(ちょうしょう)
お勤めは〔正信偈・草譜〕です。
ちなみに、僧籍は取得しておりません。
数年前、私がインフルエンザにかかったとき、代わりに寺族として月参りに数軒出向いてくれたことはあります
真宗の特質として、お同行(門徒)も調声されますし、全員伝道ですから感話(法話)的なこともどんどんしてよいのです。
本人は得度をすこし考えた時期はあったみたいですが、私の思いとして【住職が忙しいときの便利屋みたいな立ち位置のために坊守が僧籍を取得すること】に・・・なんだかもやもやするところがあります
僧籍は決して資格ではありませんからね←ココ重要!
どうせなら『坊守』という役割を貫いてもらいたいという願いがあり、本人もまた、純粋に坊守という立場からご門徒とかかわらせてもらいたい・・・という思いが年々強くなっているはず。
会長様お焼香
いろいろと心のこもった御供を準備してくださり、お勤め終了後に会員皆さんのお宅へ手分けして届けてくださいました。
※みかんは会長さま個人からの御供です。
今回の「お勤めだけでもせんともったいない」というお申し出・・・住職としてたいへん嬉しいことでした
役員の皆さまありがとうございました
私、ご門徒の年回法要×2があり失礼ながら途中退出となりましたが、おかげさまで記憶に残る『仏婦報恩講』と成りました。
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夜は、親戚寺院の通夜に坊守同伴で御参りさせていただきました。
さいきんお寺さんでも本堂ではなく、外部の葬儀ホールに場所を移し、お通夜・葬儀を営まれることが増えてきています。
お寺で営む場合は、先ず駐車場問題がネックとなりますクルマ社会ですし、集落がばらけつつあるのも一因かもしれません。
コロナ禍においては尚更のこと、密の避け方など有効な面が多々あると感じました。
9月に別の親戚の従妹が往生しまして、今回11月は伯父(前住職さま)からのご催促・・・いずれも、今生でのご縁ありがとうございました。
称名お六字
釋俊彰