令和二年度お寺主催の報恩講が円成しましたことをご報告申し上げます
先ず、コロナ禍におきまして皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます。
現代を生きぬいている自分自身を褒めてあげてください。
春から社会の空気が一変し”自粛警察””同調圧力”・・・お寺に限らず何かにつけ開催バッシングもありました。
知友のお寺では、喚鐘を鳴らさず法座をお勤めされていたところもありました。
もちろん【自粛】は、仏教でいう一種の利他行(他者を尊重する行い、精神)ですし、
【同調】も社会においては大切なことで、圧力や裁きが度を超えていなければ問題はございません。
ただ、その匙加減が個々に違いますから、時にややこしいこともおきます。
世の中の価値観は、いとも簡単に逆転し・・・黒いマスクをつけて入店すると不審がられていたのが、マスクをつけていない人がジロジロと警戒され不審がられる昨今です。
今回のウイルスのおかげで、当たり前のことが当たり前でないことが身に沁み、法座を開催できる喜びも個人的により一層深まりました。
さて、当山の『報恩講』は、関係寺院のお勤まりのされ方を参考にさせていただき、たいへん失礼ながらご法中の出勤は無し、それ以外は”ほぼ”通常通りに執り行いました。
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本年の第一日目は10/31(土曜日)
ご講師は、はるばる広島県からアサカラザル(宮武大悟師 / 久留島法暁師)さん
午後2時からの、昼座はそれぞれご講師一席ずつ法話のみの告知でしたが、
急遽、漫才法話もしてくださることになりました
前席①久留島法暁師
前席②宮武大悟師
~小休憩~
後席:漫才法話
通常の法話とはちがう雰囲気に一変し・・・堂内は大爆笑!
あたりまえですが、ただおもしろいだけじゃなく正法御流布
おみのりあふれるおとりつぎです
私ですが報恩講前日に臨終勤行→お通夜、当日に満中陰→納骨→葬儀→還骨&くりあげ初七日という流れで、昼座の最後まで本堂に居ることができず、たいへん失礼いたしました(総代さんにたすけていただきました)
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午後4時半からは、関屋仏教日曜学校生による報恩講参拝
なんと!急遽アサカラザルさんが浄土真宗クイズ大会をしてくださることなり、これまた大盛り上がり!
きっと想い出にのこる報恩講参拝となったことでしょう
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午後7時からの夜座も、前席それぞれ20分程度ずつのご法話
☟〔※画像提供、総代さん〕
後席は漫才法話!
漫才法話・・・サイコーですね!
おもしろいしわかりやすい・・・眠る人などいません(^^;
例年にくらべ当たり前に少なめの参詣者でしたが、それでも、たくさんの方々にお参りいただきました。お一人お一人にご挨拶できず申し訳ありません、おそらく初めての方も何人かお参りしてくださってました。
西光寺門徒のチカラを結集して準備し、いろんなご縁がかさなりアサカラザルさんにご出講いただけることになり、
親鸞聖人をお偲びし讃仰させていただく大切な報恩講一日目、おかげさまで無事におえることができました
釋俊彰