さまざまな決断 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

「ウイルスよりも怖いのは人間だった」

季節性インフルエンザと同じような予防を心がけながら、ある程度は今までどおりの生活をこころがけるのがよいのかも。

 

今回の記事はいくつか主催者の(苦渋の)”決断”にともなう行動記録・・・【延期】【中止】【開催】・・・いずれにも”正解”はありません。

 

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2/29、フランス輸入雑貨などを取り扱いピアノ教室もされているCarbonさまの20周年記念イベントがリッツカールトン大阪にて【開催】され、参加させていただいてきました。

集合場所は2Fでしたが、会場は私にとって今後おそらく一生縁のない37Fスウィートルームびっくり貸し切りあせる

決行にあたっては主催者側から様々な配慮(感染予防)があったことは言うまでもありません。

 

イベントのメインゲストは拙寺に過去2回来演いただいている我らがヒナタカコさんキラキラ

昨年11月に福井でお会いして以来でしたが、相変わらずの菩薩オーラに浄化されまくりでしたお願い

もうすぐ届くであろう10周年記念コンサートのDVDが待ち遠しいですCD

 

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【開催】翌晩3/1は、阿倍野ロック食堂へ。

出演は、れ・みぜらぶるず(リピート山中さん/フランシー堺さん)

自粛ムード真っ盛りにこんな行動?

と、思われる方おられるかも知れません。

しかし、これも寺院業務の一環なのです。

 

それにしても、今回の騒動で様々な業界が大打撃・・・私の交友関係のなかでは噺家さんやミュージシャンが真っ先に斬られている印象です。

もちろん来場者の安全に配慮は必要ですが、こんな時こそ『笑い』や『音楽』がほしい。

『バーチャル』や何らかの『ツール』を介してではなく、『ライブ』=『生きる』

ホモサピエンスが生きながらえてきた理由のひとつは、”歌い””踊り””笑う”などの伝達能力だという説もあります。

ライブハウスのイメージが急落していますが、営業形態はさまざまで濃厚接触とかありえない空間もあります。

事あるごとに『過剰自粛』になっていないか?一考する必要がありそうですよ。

 

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翌晩3/2は津村別院(北御堂)へ。

大阪真宗協和会主催の『お寺にビタミン注入講座』が【開催】され、三菱京都病院ビハーラ僧・山本成樹師がご出講でした。

実は彼とは平安高校仏教コース時代の同級でありまして、数年前に本山でチラッと遇って(あそかビハーラ病院のブースにて)以来の再会・・・でも、聴講するのは初めてでした。

いやはやキラキラ濃い濃い内容で今後の寺院活動のヒントもたくさんいただきましたお願い

同級生みんなそれぞれに・・・誇らしい☆☆☆

よくぞ決行してくれました!と、主催役員皆さまには感謝しかありません。

いのちの現場で実際に体験したエピソードや、言葉や行動における配慮、妙好人のようなお母様の生きざま、ゆさぶられました。

アフターもご一緒させてもらい本当に濃い一夜となりました。

 

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こちらは【中止】のお知らせです。

主管があたっていたので個人的にはとても残念ですが、致し方ない時期です。

配布されていた配席表やタイムスケージュール、DVD申込用紙などを廃棄しながら・・・この演奏会にも想像以上の方々がかかわっておられ、大きな影響をうけられたと思うと胸が痛みます。

 

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境内に咲いた白いタンポポ

ウイルスは人間(私)にとって都合が悪いだけで、

ウイルス=悪

ではないですね。

 

釋俊彰ニコ