報恩講一日目 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

◆昼のお勤めは、出勤法中10名で『念佛正信偈作法』

※本山で制定されている『大師影供作法』の念佛正信偈を中心とした周辺地域の報恩講でよくお勤めされる次第で、勝手に”念佛正信偈作法”と名付けています。

◆夜のお勤めは、出勤法中9名で『宗祖讃仰作法・音楽法要』

※次第は少し簡略化しています。

 

・・・でした。

 

例年、お昼の座に出勤ご法中が集中することが多いのですが、本年はバランスが絶妙でした。

尚、この8月の法座から新発意(小6)が集会鐘〔しゅうえしょう〕の代わりとなる『大太鼓』と、法要開始を知らせる『喚鐘/かんしょう』を担当してくれています。

まだまだ至りませんが、報恩講はバタバタしますのであせるこれは本当に助かります。

 

そして、お知らせのとおり本年のご講師ですが、

若手9人が所属されている伝道団体”ともしえ”さんから、石川大夏師・柱本惇師・元浄萌恵師・元浄百香師でした。

スクリーン設営のため少し早めに入ってくださり、その段階から本堂が一気に活気に満ちた・・・そんな印象アップ

 

↓昼座の画像です↓

【一席目】自己紹介→影絵上演→法話・・・小休憩・・・【二席目】影絵→法話

 

というタイムスケジュールが基本で、色んな部分に工夫が凝らされたお取り次ぎです。

昼一席めの影絵は『出家学道』、二席めが『洛陽遷化』

前後に”御伝鈔拝読”があり和蝋燭が灯された薄暗い空間、なんとも有り難い時間でありました。

影絵上演のあとのご法話もわかりやすく愉しくありがたく、同行みなさんの顔がほころんでおりました。

 

夜を迎えると、遮光カーテンでお堂片側の光だけをさえぎっていた昼座にくらべ、より一層素敵な雰囲気にキラキラ

お寺の周り数軒が空き家となり、旧村内が空洞化・高齢化するなかで、

夜もたくさんのご門徒にお参りいただきました。

夜一席め『四門出遊』、二席め『二河白道』

私は、ふと法灯継承式だったかのご門主(当門さま)のお言葉を思い起こしたのです。

正確には憶えていませんが、”伝えるご法義に変わりはありませんが、伝え方を変えていかねばならないのかもしれません”

そんなニュアンスのお言葉だったように記憶しています。

 

まさにそんな伝道を実践されている”ともしえ”さんのおかげで、

記憶にのこる平成30年度・西光寺報恩講となりました。

ご参詣いただきました門信徒、地縁の方々、懇ろなる御志ありがとうございました。

遠くは千葉県からもお参りいただきました。

これからも色んな法座を予定しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

・・・つづく・・・

 

釋俊彰真顔