本日は勉強会がらみで上洛でした。
時間が空いたので龍谷ミュージアムへ。
前記事でとりあげた盂蘭盆経(仏説盂蘭盆経)も展示されてありタイムリーでした。(※もちろん撮影はNG)
さてさて・・・先般からせわしく福井にある浄土真宗4つの本山をリポートしましたので、その勢いで西本願寺(浄土真宗本願寺派本山/龍谷山本願寺)の南側にある真宗興正派(しんしゅうこうしょうは)の本山もリポート致します。
京都にも4つの本山がありまして、有名な東・西(大谷派・本願寺派)と仏光寺派と、こちら興正派の本山・興正寺(こうしょうじ)。
山号は・・・円頓山(えんとんざん)
↓真宗興正派興正寺・公式サイト↓
明治9年に独立した比較的新しい宗派です。
それまでは本願寺(西本願寺)の中本山・脇門跡といった立ち位置の大寺院でした。
明治期に火災で焼失した旧本堂などは文化財的も非常に価値のある(日光東照宮や知恩院に匹敵する)華麗なお寺だったと伝え聞きます。
西本願寺からの分かれですので、荘厳作法やお勤めは”お西”寄りでしょうか。
大谷派ではお勤めしない(※御聖教にも含まれない)十二禮(※意訳=らいはいのうた)なども、本願寺派と同様に盛んにお勤めされています。
それどころか、本願寺派(西本願寺)で廃れてしまった勤行作法なども今なお受け継がれているようでたいへん興味深いです。
【鐘楼】
【経蔵】
他の真宗本山と同様に両堂形式の本堂です。
再興された伽藍も立派ですね
実は西光寺の親戚寺院には、この興正派の末寺が多く・・・個人的に親しみを感じる宗派であります。
この興正寺から西本願寺をマニアックに眺めてみましょう。
あの飛雲閣が意外に至近距離です
後ろ姿ですが・・・。笑
間には、この本願寺中央幼稚園の門があって、この小路だけですからね。
ここからは飛雲閣がもっと近い↓↓↓
国宝ということでセキュリテイが厳重です。
まちがっても壁などには近付かないようにしてください。
そんなこんなで拙寺の御本山へ戻りました。
浄土真宗本願寺派龍谷山本願寺
本日は界隈での雑務がなかった為、総会所でフルタイムお聴聞
富山教区富山組からのご講師でした。
南無阿弥陀仏
釋 俊彰