ブータンミュージアム | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

真宗王国シリーズ続編といきたいところですが、時系列を重視して専照寺の翌朝に訪れたブータンミュージアムin福井をご紹介します。

 

本国以外では世界初となるブータン専門の博物館が日本の福井県福井市に存在します。

http://bhutan-npo.asia/index.php/ja/

皆さんは幸せですか?

何を幸せと感じるかは人それぞれ違いますが、前国王の時代1972年から国策として国民総幸福量[GNH]に取り組んでいることで有名な仏教国ブータンです。

 

近年の幸福指数調査でTOPに挙げられのはコスタリカだったりフィジーだったり・・・これは調査する会社によってちがっており曖昧な点も多いですが、我が日本は経済発展の割には下位にランキングされることが多く残念。

中南米の国々はイメージとして治安が・・・ですが、幸福度は高いようで上位にランクされる国が多いです。

 

そんな中、小国ながら奮闘しているのがやはりブータン王国キラキラ

『国民の満足度』や『環境への負荷』

それは仏教[教法]によるところが大きいとも伝わります。

 

当門様の「念仏者の生き方」にもあった少欲知足。

 

そして、「まわりの人々が幸せだと、私も幸せ。」とにこやかに話すブータンの人々。

 

周囲の不幸事を目の当たりにしてしか自身が恵まれていることを認識できない私たちは、ちょっと立ち止まって考え直す必要がありそうです。

ちなみに、なぜブータン博物館が福井にあるの?

ある大学の調査で日本の都道府県幸福度NO.1に輝いたのが真宗王国である福井県なのです。

パンフレットにも『福井県はニッポンのブータン』とあります。なるほど。

 

そういわれてみれば何となく穏やかな気質で交通量も少なく親切な人が多いイメージの福井県・・・妙に納得クローバー

ブータンの国土は日本の九州ほど・・・ほとんどが山岳地帯・・・そこに福井県民と同じぐらいの国民が暮らしておられるそうです。

アントキの猪木じゃなくあせるアントニオ猪木に少し似てらっしゃる現・国王は有名ですが・・・私は王妃のファンですラブお美しい!

 

このミュージアムでは無料でブータンコスプレも楽しめます。

男性はゴ。

 

民族楽器に興味津々な私キラキラ

 

 

ブータンの仏教といえば・・・グル・リンポチェ

※リンポチェという高僧はたくさんおられるので混同されないように。

チベットやブータンに仏教を伝えた方ですね。

日本でいうところの聖徳太子?鑑真和上?・・・いやあせるちょっと違いますよねあせる

とにかくグル・リンポチェは崇拝されているようです。

 

他には・・・お墓がない!

これは一部の地域をのぞいて、当たり前のようにお墓がある日本からは驚き桃の木。

しかし、み教えに照らし合わせれば、お墓が重要ではないことは浄土真宗でも同じであります。

ブータンにお墓がない理由は、輪廻転生(生まれ変わり)を深く信じているから。

亡くなった方はすでに生まれ変わっているので亡きがら(遺骨)にこだわる必要がないのです。

自分の大切な人の生まれ変わりかも知れない・・・と思うと、街ですれ違う色んな命を大切に感じ、そんな命が「幸せであってほしい」と願い、それが自分自身の幸せとなる。

なんとも素敵な宗教観ですねキラキラ

 

 

なになに?ブータンの偉いお坊さんが座る椅子だそうですよ。

すごい彫刻です汗

勝手に座ったらつまみ出されるかな?

 

新発意(小5)とお揃いでブータンTシャツを買いましたアップ貴重なアイテムゲット!

 

この後はいよいよ、うちの宗派の福井[西]別院に向かいます。合掌

釋 俊彰真顔