真宗三門徒派本山/鹿苑山専照寺【福井・真宗本山シリーズ①】 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

真宗教団連合に加盟している浄土真宗の宗派が十派あるのは、よく知られています。

↓ご興味ある方コチラをご参照下さい↓

http://www.shin.gr.jp/member/

末寺数的には大谷派(お東)が最多数でしたが、紆余曲折あって勢力を減らし、現在は本願寺派(お西)が最多数の末寺をかかえています。

 

いずれにせよ。西と東が突出して多いあせる

多いのは本願寺中興の祖・蓮如上人によるところですが、またそのへんところはご旧跡も訪ねてきましたので後々の記事で。

 

 

・・・永平寺町をあとにし福井市入り。

最初に訪れた浄土真宗のお寺は、真宗三門徒派(しんしゅう さんもんとは)の本山・専照寺(せんしょうじ)キラキラ

http://www.shin.gr.jp/member/sanmonto/

昭和23年の福井大震災で多くの伽藍が全壊し、今なおこつこつと復興中なのだそうです。

山号は・・・鹿苑山

何かしらのいわれがあるのかもわかりませんが、思わずお釈迦様の鹿野苑を連想してしまう山号ですねキラキラ

三門徒派は、本願寺第三代 覚如上人による越前布教がきっかけで興った一派。

開祖は如導、、、覚如上人帰京後、如導は道性や如覚とともに秘事法門と称して『三門徒おがまずの衆』という一派を結成。

三人(如導、道性、如覚)で結成したので、その門信徒を三門徒と称したそうであります。

 

「阿弥陀仏の本願を信じてさえいれば、念仏や礼拝などは不必要である」といった異安心から起こった『おがまずの衆』でありましたが、のちに主張を捨て真宗主流と同じ安心を説く宗派となったそうです。

 

他の真宗本山と同じく両堂形式であり、手前が御影堂、奥が阿弥陀堂・・・予想以上に広大な境内で驚きました。

 

↑昭和23年の大震災に唯一耐えた御影堂キラキラ

いずれにせよ立派な御本山です。

こちら専照寺は福井市の中心部にありますのでアクセス◎

真宗王国・福井が感じられるおすすめでマニアックな参拝スポットであります。

こういう場所を訪れると私は興味津々・・・お荘厳は?お勤めの節は?

同じ浄土真宗、うちとはどう違うの?

 

機会があれば皆さんもぜひお参りされてくださいキラキラなんまんだぶつ

釋 俊彰真顔