今回はお寺とは関係のない話題。
七月下旬の休務日を利用して、私の第三の故郷である京丹後市久美浜町に帰省してきました。
当時、父の義従兄が久美浜シーサイド開発に関わっていたご縁で、学生時代の夏期は毎年、この町で住み込みで働いていたのです。
勤務地はゴルフ場で、夜明けとともに打ち込み・・・お客さまを迎える準備をして、毎日1R半ほどお客さまについてキャデイ業務・・・終了後は所属プロや研修生にまじって練習ラウンド・・・真っ黒に日焼けし、ものすごい食欲の日々・・・そんな毎日だったので、ゴルフの腕前は(特に運動神経や才能はなくとも)レギュラーティーからだとパープレイでまわれるほどに上達。
一時は、この世界で食べていこうかと真剣に考えたこともありました
しかし、なんだかんだで卒業後、福祉関係やらあれこれ勤務を経て、
主たる収入が寺院関係になった時点で、ゴルフとはおさらば・・・クラブも何もかも処分して、現在はまったくやっていません。
当時、私が住んでいた家(小さなコテージみたいな)が草木に埋もれながらも残っていた。
懐かしい。懐かしすぎる。
『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる家に似ていたので、キタローハウスと呼んでいました。
水道の蛇口をひねれば泥水しか出てこなかったので、よく隣町である兵庫県の城崎温泉まで買いだしに出かけたものでした。
30年前にタイムスリップしたような錯覚。本当に懐かしい。
当時、一緒に働いていた仲間や先輩方はほとんどいなくなりましたが、ここら辺の方言とともに、街そのものがあたたかく迎えてくれた平成27年の夏。合掌
釋 俊彰