食糧難になるのか?ならないのか?
ネット上でもいろいろな意見が出ていますが、一つ興味深い情報がありました。
来年には「ほとんどの農家は立ち行かなくなり廃業する」という内容の動画です。

というワケで本日は!
お米の話の続報と冷静な判断の為に必要な考え方について
というお話しです。


最初の部分でお話しした、お米の話はYoutuberの農家さんからの情報です。
化学肥料価格の高騰によりお米を作っても儲からず赤字になり廃業、という事のようです。

化学肥料の価格高騰の話は以前のブログにも書かせて頂きましたが
テレビでも新聞でも報道され、政府機関からの発表もあるので信憑性のある情報です。

これまでと同じ量の化学肥料を使えばコストが上がる。
コストが上がった分をお米の出荷価格に上乗せ出来なければ農家さんが赤字になってしまう。
「コメを作っても儲からない」「廃業する米農家が増える」「将来の米不足につながる」という流れですね。

お米の農家さんがしっかり「値上げ」すれば良いと思うかもしれませんが
実はお米の買取価格は多くが決められている。という事も忘れてはいけません。
今は自主流通米といって価格を自由に決められる制度も出来てはいるのですが
大部分は市場の在庫量などを見ながら買取価格を決めて、買い取ってもらっているんです。
その買取価格は今まさに「下落傾向にある」という事実があるんです。
「こんな安い買取価格ではやってられない」といって
来年以降、大量の農家さんが一気に廃業してしまうと「この先とてもまずい」というワケです。

ではこの情報を元にどんな判断をすれば良いのでしょうか?
ちょっと注意した方が良い点なども考えてみましょう!

僕が、不確かな情報を調べる時は、こんな感じで判断しています。
まずは広い範囲(新聞やネット記事、ニュース、書籍等)から情報を集め、分析する。
自分の経験、ネット上の一般人や自分の周辺の情報筋への情報収集でそれを補強する。

最初の例にした話で注目して頂きたいのは「今年のお米には影響がない」という事なんです。
でも「来年のお米の価格には確実に影響がある」という事が分かります。
さらに最悪の場合「来年後半以降にはコメ不足に陥る可能性がある」という事が想像出来ます。

そこで思い出してほしいのが「正常性バイアス」です。
人は不安な状況や情報に触れた時に「安心したい」と無意識に考えて
あえて日常と変わらない生活を意識して行動してしまう。特性があります。

例えば、東日本大震災の時には巨大な地震があったにも関わらず
津波を恐れて避難する事より、早く日常生活に戻る為に(安心したい為)
家の片付けを優先して非難が遅れ、気付いた時には手遅れになってしまった。
地震をきっかけにして危機対応モードに切り替わった人は非難した。という事です。

どちらが良いか悪いかの話ではなく、情報を集めて分析した結果から判断して行動する。
これが基本になると思います。その時に気を付けるのが「正常性バイアス」というわけです。

お米の話に戻ると
「今年のお米は豊作だった」「スーパーのお米は値段が上がっていない」だから備蓄は要らない。
つまり、今年から急に米が無くなるとは言ってません。来年上がる可能性がある。です。そして再来年には米不足になる可能性もある。
今の情報だけ見て安心しようとすると間違えた判断になってしまいます。

なので、今の段階は「情報収集」と「蓄積」「分析」をする段階だと思っています。
今年の後半からは「様々な食料品の値上げ」これは「ほぼ確実に行われます。」よね。
食糧危機になるかは「世界のどこかの国では起こる」と思いますが、日本は「まだ分かりません」ですね。

ただね日本には昔から「備えあれば憂いなし」ということわざがありますからね。
その時が来て慌てないように、今からしっかり準備をしておきましょう!

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
次回もお楽しみに~~