最近のスーパーのフルーツ売場見て感じるコトがあるんです。

「輸入フルーツがずいぶん増えてるなぁ」ってね。


というワケで本日は!

フィリピンバナナの値上げ要請から考える。

フルーツの食糧危機は起こるのか?

というお話しです。



フィリピン大使が日本の小売店に対して、バナナの値上げ要請をしましたね。

これって異例のコトなんですって。


そこまでしてお願いするのにはワケがあって

日本のバナナの輸入先の約76%はフィリピン産なんです。年間100万トン輸入してます。

フィリピンの生産量は600万トンなので、16%くらいが日本向け、となります。


ところで日本では「バナナの99,9%が輸入品」なんです。

つまり、フィリピンを超大型の台風が襲ってバナナが大きな被害を受けると

8割近いバナナが市場から姿を消してしまう。なんて可能性もゼロじゃないんです。


そんなコトを考えながらスーパーのフルーツ売場を見てみると「輸入品」が増えてます。

バナナ、パイナップル、キウイフルーツ、オレンジ、アボガドなどに加えて

ブドウなんかも輸入品が増えてきましたね。


季節を気にせず売場に並べられる輸入フルーツは売る側も楽なんでしょうね。

というコトは、原産国が輸出を止めたら、日本からフルーツが無くなるんでしょうか?


日本は食糧自給率が低いと言われていますね。

国内の果物は「生鮮用」と「果汁」合わせて62%を輸入に頼っています。

というコトは「スーパーの棚から6割の果物が消えるのか!?」と心配になります。


でも僕は「そんなに心配しなくても大丈夫」と思っているんです。


そのワケは

果物の輸入量、実は「生鮮」が40%で「果汁」が60%なんです。

つまり

ジュースを飲むのは絶望的ですが「生鮮」に関しては国内産のフルーツの方が多いんです。

国内産250万トン

海外産180万トン


さらに輸入フルーツの中身を見てみると

輸入生鮮フルーツの内「バナナ」が100万トン

なんです。


つまり普段、バナナを食べない、かつ、果物のジュースを飲まないヒトはあまり困らない

というコトになります。


ただ、国内産のフルーツは高級化していて価格が高くなる傾向があります。

輸入が止まると、国内産果物は庶民に手が届かないモノになってしまうかもしれませんね。


それ以外でも、なんかの理由で果物が品薄になると更に価格が上がると思います。


果物は1年に1回しか収穫出来ない品種が多いですからね。

今後は、気象の影響で不作になる、豊作になる、等の情報に気を付けた方が良さそうです。


僕は外国産のフルーツを食べる機会が少ないので、輸入が止まってもあまり影響はないです。

果物のジュースも飲まないですしね。


ただ、輸入が止まって国内産の果物の値段が上がると厳しくなりますね。


今回も今のところ「フルーツ危機」の心配は無さそうですね。

また新しい情報があれば記事にしたいと思います。


本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました❗

次回もお楽しみに~!


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