『家』、『契約』というキーワードから身の回りで起こったことを思い出したので書いてみる。


数年前の夏の真夜中、ニュースにもならず新聞にも載らない焼身自殺があった。その人の家は現場から約50メートル離れた場所。

長い事空き家だったがなぜか売れた。宅内での自殺ではなかったので、厳密に言うと瑕疵物件にはならないんだろう。ただ本当に目と鼻の先の路上での事件だったけど。テレビコマーシャルでオヤジギャグな名前のアニメの鳥が電卓を叩いて親父と踊る、あのリフォーム転売屋が買ったのは程なく分かった。看板立てて大々的にリフォーム始まったからね。


リフォームが終わっても事情を知っている私は気持ちが悪くあまり近づかなかったが、売り出して約1か月で売れた。


契約時にどこまで聞いて納得して購入したのか知らないので、あまり会わないようにしている。


それでも、あの立地であの広さであの築年数で、いくらリフォームしたからって1200万では買わないかな。

近所の人はもっとナーバスかもしれないね。

この手の物件は山ほどあるんだろうね。我々購買者が知らないだけで。


それこそ、人の名前の付いた事故物件を晒したサイトで調べるほかあるまい。