追惚日記 | kan爺ひとり言

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京のお洒落袋・和文具・名前入り便箋の彩光のおやじです・

書道で気の合う友人からメールが来ました。

「7年前の10月21日、弘法さんのガラクタ市で


秋山先生の作品(軸)を発見して、嬉しさのあ


まり、つい貴方の処にメールしました、覚えて


いますか?」「ああ、そうだったネ」「後で分か


ったのですが、その時貴方は病気だったので


すよネ」   ああ、その通りだ!確かにそうだ


った。7年前、思いもしなかった癌宣告を受け


日赤に入院して直ぐの事だった・・・


病気で弱っているのを悟られたくなかったか


ら、いつも通りの毒舌交じりの文体で返事を


したのがきっかけで、とうとう手術して退院す


るまで彼には内緒で「平常通り」の自分を演


じて悪態をついたり、つかれたりし続けたもん


だった。でも、その事が逆に自分を叱咤激励


し、鼓舞し、元気付ける事となって大いに助か


った事を、退院してからその友人に喋ったら、


「あんた、変わった人やなァ」と驚いていた。


その事を忘れずに、彼はメールを寄こしてく


れたわけで、勿論改めて感謝の気持ちを伝


えました。あれから7年か・・・よう頑張って来


たなァ、女房殿、ほんまに有難うナ!


秋明菊・・花言葉は、「忍耐」。  何だかなァ。


そのくせ辛抱出来ずにパソコンの師匠である


Y君に「お~い、ええかげんに気付いてくれヨ、


寂しいから見舞いに来てくれヨ」と電話してY


君を慌てさせたもんだったなァ・・・。