初めての方へ

39歳の時夫が突然旅立ち
その5ヶ月後2歳の一人息子も旅立ちました

息子の看護師さんだった方が
今のパートナーとなり昨年娘が誕生しました

そんな私の日々です
*****************************************

先週は看護師さんが夜勤の日が続いた

看護師さんは夜勤だから

帰ってきた朝は昼過ぎまで寝る


娘の後追いが激しくなってきて

「マーマーマーマー」と言えず

「ネーネーネーネー」と言いながら

すごい速さでハイハイして

足にしがみついてくる娘が可愛すぎて

家事も何も出来ない


さすがに離乳食も作らないと

ストックがなくなってきたし

私の朝ご飯用に

味醂干しや味噌漬けも作りたい


今朝の朝の娘のお散歩は

看護師さんに任せて

私は家でお留守番をして

溜まっていることを済ませようと思った



ベランダで看護師さんと娘を

お見送りする


1人で家に残るのって初めてだな…

お見送りしながら

看護師さんの後ろ姿を眺めていると

とても寂しくなってきた


「これが最後のお別れだったらどうしよう」

そんな思いが過ぎる


事故に遭うのなら

いっそのこと3人で旅立ちたい

私一人が遺されるなんてもう絶対嫌だ


今から追いかけようか…

そう思ったけど

「大丈夫だから、大丈夫だから」

そう1人で呟いた


夫がいなくなった時の辛さ

息子がいなくなった時の辛さ

そして、その辛さと共に

一人遺されて生きる恐怖は

消えることはないのかもしれません


旅立つ時は絶対1人なのです

同時に旅立てたらいいけれど

それは出来ないのです


泣きそうになったけれど

何も考えないようにして

娘の離乳食を作り冷凍し

自分の味噌漬け、味醂干し

ついでにレンコンを冷凍しました

不安が過ぎる時は

「絶対帰ってくる」

そう自分に言い聞かせました


2時間ほどして

看護師さんと娘が帰ってきました

本当にホッとしました


どなたかのブログで読みました

「いってらっしゃい」は

「行って帰ってらっしゃい」の意味

「いってきます」は

「行って帰ってきます」の意味

この言霊に想いを込めて

どんなに短い外出も

必ず見送るようにしています

(日本語が話せない看護師さんにも「いってきます」を覚えてもらいました)


夫が倒れた日の朝は

私は息子と寝ていて見送れませんでした

夫の時のような後悔は

もうしたくないのです


後悔のないように1日を過ごし

絶対帰ってくると信じたいのです