初めての方へ

39歳の時夫が突然旅立ち
その5ヶ月後2歳の一人息子も旅立ちました

息子の看護師さんだった方が
今のパートナーとなり昨年娘が誕生しました

そんな私の日々です
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お友達ファミリーが

ランチに呼んでくれた


娘が生まれてからは

いつも人を家に呼んでばかりだったけれど

久しぶりにランチをお呼ばれに行く


彼女の旦那さんはスペイン人だけれど

ご両親の出身はアルゼンチン

だからアルゼンチン料理を作ってくれていた

外食をみんなで食べるのも好きだけれど

誰かに作ってもらう料理っていいな…と思う

(誰かの作ったおにぎりは食べられないけど)



そこには6歳と4歳の男の子がいる

娘を見て喜んで寄ってくる


6歳の男の子は普段からお兄ちゃんだからか

「僕、抱っこできる!」

そう言って娘を抱っこしようとしてくれる

もちろん、娘が小さすぎて彼に抱っこは無理


4歳の男の子は

自分の絵本を持って来て

「はい」っと娘に渡す

もちろん、娘は受け取れない


絵本を一生懸命娘に読んでくれていた6歳の子が

突然泣きべそをかいて近寄ってくる

「読んでも読んでも笑ってくれないのー」

キュンとなる

可愛いじゃないか…


微笑ましいそんな様子を見ながら

息子のことを想う

息子がいたら、どんなふうに娘と接したのかな

息子がいたら、どんなお兄ちゃんになってたのかな

息子も優しいお兄ちゃんになってたかな

夫は女の子にメロメロになってただろうな


夫がいたなら、看護師さんとは

一緒にいないし、娘もいない

息子がいたら、息子を一生面倒見ると

決めていた私は娘は産んでいない


こう考え始めると

宿命が存在すると思わずにはいられません


人は人生の大まかなあらすじを決めて

生まれてくると聞きました

それが宿命


その宿命を握りしめながら

運命という人生の流れの中で

色々な経験をして

生きていくそうです


大きな力に逆らうことは出来ません

夫と息子はその宿命を決めてきていた

そう思うしかないのです

そう思っても諦めきれない息子の生命だけれど…


「たられば」はないのです

そして「後戻り」もできないのです


そうであれば

「今」を大切に生きるしかないのです