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サイコロ

コロコロ転がり、出たとこ勝負の南国ライフ。
健康は食から、なければ作るをモットーに、タイ・バンコクを中心に転がっています。

 

君の名は。を見るために向かったメジャー・エカマイ。

 

昔ながらのローカル民の憩いの場という感じだけれども、

久しぶりに入ってみると、なんとなく小ぎれいになっていて

今っぽいお店もちらほら。

 

そして、映画のフロアまで上がってみると、なんと!

バンコクでも有数のお洒落カフェ“Casa Lapin” が!!

 

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映画の開始待ちにちょっこっと利用する表の席だけでなく、

中には仕事や勉強、ミーティングもできそうな

大きなテーブル席もありました。

 

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まだ内装中の右側には、のんびりできそうなソファー席もあって

ご飯メニューもしっかりしているので、

カフェとしてだけでなくレストランとしても利用できそうです。

 

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ランチのセットメニューも魅力的。

ナムプリックオーンのタイ風トマトスパゲッティー!?美味しそう!

ベトナム風のバゲットサンドも美味しいに違いない!

 

サンドイッチなら映画に持って入れるかなー?と尋ねると、

飲み物ならOKだけど、食べ物はスナックかクロワッサンしか

持ち込みできないよってことでした。

 

それではと、ラテ(100バーツ)とクロワッサン(65バーツ?)を

持ち込み用に頼んだら、これまたお洒落にパックしてくれました。

暗い館内で食べるのにはちょっともったいなかったかな。

 

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館内はきっと寒いだろうと思って氷少なめで頼んだから、

本当だったらもうちょっと上までコーヒーが入ってるはず。

一応、お店の名誉のためにね。

 

人も少なくのんびりした雰囲気だし、日本人もいないし、

また今後ゆっくりと読書に来よう。

 

 

 

 
少し前に一時帰国していたときに話題だった
映画「君の名は。」を観てきました。
 
日本で観ても良いのだけど、タイの映画館に慣れると
1,800円がたいそう高く感じてしまう。
以前より上映される日本映画の種類も
日本映画を上映する映画館も増えてるしで、
最近では、話題作はタイで上映される前提で待ってます。
 
上映スケジュールが確認しやすいサイトも増えているので、
買物ついでの足休めや時間調整にフラっと入ることも
増えたような気がするな。
ちなみに、最近のお気に入り映画チェックサイトはココ
 
今回は帰りに蜂蜜を買って帰りたかったので
エカマイのメジャーで観ることにしました。
 
町中なのに、ローカル感漂うローカル民のための
ショッピングセンター、という認識だったので
ここででもオリジナルで上映されちゃうのには驚き。
(日本語音声、タイ語&英語の字幕)
 
お隣のCO-OPにローカル物品が豊富なのも合わせた
エカマイ・バスターミナル周辺のイメージなのだけど。
CO-OPは蜂蜜も安いよね。138バーツ/1,000ml。
しかし美味しいのは高い方…
 
さて、メジャー・エカマイの映画館。
 
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なぜかハルクの脇越しのアングルだけど、

新しいお洒落カフェの向こうには相変わらずのネオン。

 

個人的には80年代のアメリカのイメージかな。

古いようでいて、今となっては巡り巡って新鮮な気もする。

 

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トイレも改装してきれいになっていたし、

日本人も(タイ人も)少ないし、穴場かもしれない。

 

 

で、肝心の映画。

 

かなりリアルなアニメで、カメラワークも独特な動きがあって

ちょっと酔った。入れ替わり系の話はあまり好きじゃないけど

これは普通の入れ替わりとは違っていて、面白かったです。

 

日本人じゃないと分からない感覚も盛り込まれていたのもあって、

タイ人&日本人カップルの映画後の表情の違いも興味深かったな。

 

本当は100バーツくらいで見れると思っていたから

メジャーなのに200バーツもするんだーとか思ってしまったけど、

(映画館や座席の種類によって料金がかなり違う)

200バーツでも満足な内容でした。

 

そして、見終わってカバンから携帯を出したときに

一緒にポロっと落ちたのは映画100バーツ引きチケット。

・・・よくあるよね、こういうの。

 
 

ついでに帰りにチェックしたかったのはスクサーパン。

 

文具から実験道具まで、学校に必要なものは全て手に入る

学校の売店〜教材屋みたいな存在なだけでなく、

親御さんが作ってあげるためなのか、手芸用品が豊富で、

日本人のご婦人も足繁く通う便利店・・・だった。

 

火事で焼けてから随分と経つのでどうなったかなぁ、と。

 

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屋根がないわりには意外ときれいな外観だけど
まるで再開はしなさそう。

 

 

 

 

イタリアに住んでいる大学時代のクラスメイトが

バンコクに来るというので再会がてら案内をすることになり

久々のワットポーに行って来ました。

 

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この巨大な涅槃仏がいるタイマッサージの総本山。

 

住んでいるとわざわざ行かないし、行く用事もないし、

ワットポー?今さら?何しに?という感じもするけれど

行ってみると穏やかな空気が流れていて、ほっこり。

 

王様崩御から日が経ってないのでどうかなー?

と思いつつ出かけたけど、ワットポー周辺はいつも通りで

敷地内でもタイの東洋医学的なハーブやマッサージなどの

ダラ〜っとしたイベントがあっていて

心身ともにゆるゆるにさせられてしまいました。

 

ボーッと座っているだけでも気持ちが穏やかになって

リフレッシュできる場所だということに気づいたので、

年に一回でもたまには来よう!と改めて思うところもあり

なかなか良い機会だったな。

 

今回、特に面白かったのは初めて見た涅槃仏の修復。

 

この↓右下の板状の欠片が、剥がれた(剥がした?)

コンクリートの土台の上に塗られていた古い層。

要するに涅槃仏の表皮だね。

 

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↑の左下にある茶色い煉瓦を砕いた粉を練って↓

 

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↓そこに、漆の一種を混ぜて練りこんでペーストを作る。

 

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素手でやっているから本当に漆?と何回もお兄さんに

聞いたりしていたけど、wikiを見て納得。

 

「日本や中国のウルシの木とは違いアレルギー反応を起こさせず、

よりゆっくりと硬化する。職人は刷毛を使わず素手で塗布を行う。」

 

だそうです。

 

(ついでにwikiで気になったのは、

 「歴史上最も古いラッカーの使用例は日本列島におけるもので、

  時期的には紀元前7,000年頃のことである」のところ。

 マジか!日本列島って9千年くらい歴史あるってこと?)

 

で、そのペーストを剥がれた箇所に塗って皮膚を再生。

この日はふくらはぎの裏あたりを塗っていました。

薄く広く塗っていたので何日もかけて何層にも塗るんだと思う。

 

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塗ってすぐは真っ黒ではなく少し茶色がかっているけど、

他を見て回った後、帰る前にもう一回見に行ったところ

(私ら、質問含めてかなりしつこい)

真っ黒に変色していたので、煉瓦の粉が漆を吸い込んで

黒くなるのかな?と勝手に想像しています。

 

このお肌のケアの後は、金箔を貼ってお化粧です。

金色の塗装じゃなくて?と失礼ながら何度も訪ねたけど、

本物の金です(ビシッ)!って言われてしまった。

薄い箔とは言ってもこれだけ巨大だと相当な量の金だよなー

と考えたら、涅槃仏の価値が心の中で急上昇!

 

間近で見れなくなっている足裏の螺鈿細工のひび割れも

ふくらはぎの作業が終わったら修復していくそうです。

 

だけど、全身をやるわけではなく、2年に1回、2ヶ月間で

傷んでいるところを部分的に集中して修復するそうで、

今年の作業は12月には終わるよ、ってことでした。

 

このお兄さん、シラパコン大学の出身ということで

この手の仕事はまだ2年ほどみたいだけど、

去年は爆弾テロで傷ついたエラワン廟の金の仏像を

修復して金箔でピカピカにする作業もやったそうです。

スマホで写真を見せてくれました。

 

立て続けに国を代表する仏像の修復を手がけるなんて

素晴らしいお仕事ですね。

 

バンコクの2つ先くらいのナコンパトム県にある

シラパコン大学は、なかなか優秀な国立大学なのだけど

他の国立大とは少し違うのは芸術系に強いことで、

でも、バンコクにあるタイの東大ことチュラロンコン大学の

芸術学部(ファインアート)のイケイケ感とはまるで違って

自然豊かなのんびりとした環境での芸術といった感じです。

 

チュラ大のイケイケなアート子女は金持ち家だろうけど、

こんな田舎でのどかな芸術やってて食べていけるんだろうか?

という疑問は常々あったのだけど、国の仏教芸術やその技術を

継承していくという立派な仕事のためだったのね、ガッテン。

 

 

敷地内の小さめの大量の仏像でも修復作業をしていました。


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モザイクタイル状のキラキラを貼る作業をしていたけど

部屋の床や壁のタイルでいうところの端のサイズ調整が

ひたすら続く(中央ベタ張りはほぼない)根気のいる作業。


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貼ったばかりがこんなにキラキラとは。

完成直後はさぞかし綺麗なんだろうなー。

 

 

この後で行ったワットアルン(暁の塔)も足場で囲まれていたし

修復月間って感じなのかな、日本の期末工事みたいなもん??

 

 

興味津々で知的欲求が満たされた1日の〆は

もちろん(いつもよりちょっと良い)ビール♪

 

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アパートの都合で家を空けないといけなかったので、
時間つぶしがてら話題の映画、シンゴジラを観て来ました。


…ネタバレしない感想の書き方って難しいな。

製作側はさぞかし楽しかっただろうな〜という、
プロが真剣に遊ぶとこうなる、という感じかな。
完成作品を観るよりも、構想を練る制作会議の方が
絶対に楽しかったに違いない。


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写真のゴジラはセントラルワールドにいた子だけど、
映画はエムクオーティエで観ましたよ。
よく通り抜ける割に利用したことはなかったから。

できて1年ちょっとのまだ新しいデパート内の映画館。
明るくて開放感ある開始待ちエリアには子連れの日本人妻が
ダラ〜っと寄せ集まって座っていました。
ちゃんと映画を見た人達なのかは不明だわ〜などと
日本人アレルギーを発動させて、恒例のタイ人のフリ。

だけど、ターゲット客はこの人たちのようでした。
なぜなら、日本の子供向け映画があったり、
スナック売場のジュースに日本から輸入された
りんごジュース(アップルジュースではない感じ)が
置いてあったりして、まさに日本の赤子対策だったから。

そして、券売機はタッチパネルの最新式。
最新すぎて、なんと現金不可なのだ。

なので結局、口頭で観たい映画を伝えて現金を渡したら
スタッフが操作してくれて魔法のカードでチケット発券!
という、ハイテクを利用したローテクな購入で、
いつものハートフルコミュニケーションでした。

日本みたいなハイテクで自動化されたのが素晴らしいかと言えば
そうではなくて、人間が動いてくれるタイって
ある意味とっても贅沢で素晴らしかったりする。
…アホな子に当たらなければ。

でも、能力あるニートよりも、ちょいアホで薄給でも
笑顔が素敵でボタン押すだけの仕事してる方が
みんなが気持ち良く、世の中うまく回る気がする。

シンゴジラを観ても思った。
結局はシステム化されたものよりも人間力やな、と。




“とと姉ちゃん”がもうすぐ終わりなので嬉しい。
ハイパーポジティブな主人公がイジメられては乗り越え
仲間を増やすのを、もう何回繰り返しただろうか。
常識に欠けるKYだから風当たり強いのは自業自得なんだけど…
まぁ、母親が君子さんだから。

樹木希林が言っていた、女に台と書いて始、
土台がしっかりしていないと男が強くても家は崩れる。
これまさに名言だと思うのだけど、
とと姉で君子さんを見る度に思い出す。

子供に親の役目をさせ、自分は親としての教えはなさず、
常に追認どころか追従して親どころか子供の側。
君子さんが母親の家庭だから土台無理な話。

早く終われ〜!
きれいさっぱりお祓いだ〜、塩を撒け〜!


塩を撒くと言えば単なることわざだけではなくて
浄化作用が凄いなぁと感じることが多い。
特にバンコク生活では塩田の天然塩が身近だからか
より威力を感じるようになった。

どうにもこうにも体も心もモヤモヤるときに
風呂場で体に塩を揉み込むとスッキリしたことが
何度もある。
特に足裏。そして、塩風呂半身浴。

部屋の場合も窓を開けて日光と(無風でも)風(気?)を通すと
バンコクみたいに蒸し暑い外気でもスッキリするから不思議。

黄色い置物うんぬんはいまいち分からないけど、
風水で言われる方位、窓や家具の配置(たぶん気の流れ)、
掃除、床に物を置かない(これもたぶん気の流れ)
植物を置くと良い等々も実感できることが多い。

帯状疱疹になってバタバタしている間には
ふと気がつくと多肉植物が一気に全滅していたし。
あの保水量が枯れかかる姿は全く見ずの水分ゼロ消滅だった。
単なる偶然か、相当に悪気に満ちていたのか何なのか…
気の病と書いて病気だしな…

いろいろ不明なことも多いけど実感することも多い。
だがしかし、面倒くさがりな上に片付けは苦手。

そこで、おやおや?な空気感のあるときに手っ取り早く
浄化する方法はないものかと入手した情報のひとつが、
サンダルウッドのお香とのことだった。

ローズやジャスミンはセブンイレブンやスーパーにも
よく売ってあるけど、サンダルウッドねぇ…
タイ語で何て言うんだろう…と、辞書を片手に
近所の仏具屋のおばちゃんと一緒に調べた結果、
マイチャンと呼ぶことが分かった。

そして少量売りのパックはないらしく大筒で買わされた…

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辞書を引いていたときに気づいたのが
サンダルウッドって白檀だったこと。

西洋でも東洋でも、アロマオイルにも香木にも仏具にも
めちゃくちゃ大活躍な木なんだなー。

そして、匂いを嗅いで思い出したのが
歌舞伎を観に行ったときの海老蔵の臭い。
そして、日本の仏壇やお寺のお線香の香り。

仏壇の前でロウソクに火をつけてボーっとしてるような
無にも近い心の落ち着きがやってくる。
体とは別に魂だけが勝手に座禅組んで瞑想してる感じ。

自分自身へのアロマテラピー効果が絶大すぎて、
部屋の浄化とか空気感の変化とかはよく分からない。
ひとつ言えることは、畳が恋しい。