「久しぶり。」
ずっと会いたかった。
「うん。で?×××に頼まれたから、来たんだけど。」
で?何を言えば良いのかな。ずっと会いたかった。話がしたかった。でも、話が思い浮かばない…。
「今、私、×××と付き合ってるんだ。」
「え?」
アイツの表情が一気に変わった。
「◯◯◯さ。どんなつもりで付き合ったのか知らないけど、×××の事悲しませたら殺すよ?同情なのかもしらないけど、半端な気持ちで付き合ってんじゃねぇよ。」
半端な気持ち?そっか。今の私のこの気持ちのまま付き合ってると彼を傷付けてしまうかもしれない。
「それとも、オレと浮気する?」
顔が近い。このまま身を任せたらキスしてくれそうなくらい。身を任せてしまいたい。でも、任せてはいけない。ものすごくギリギリで理性を保ってる。
「ありがとう。やっぱり優しいね。×××と話してみる。」
「お礼言われる事してないけど。オレもう帰るから。またね。」
アイツのずるいところは、最後はこうやって笑顔をくれる。