「おもしろい!」と言われる文章の書き方 -369ページ目

『社労士試験合格作戦04』エール出版 開業前でも稼げる(?)文章力(笑)


「わかりやすい!」と言われる文章の書き方-合格体験記

社会保険労務士試験の合格発表は、年末にネット上で行われます。

試験はマークシートのみで、発表はwebというのですから、いかにも時代を反映した試験形式と言えるかもしれません。

筆記試験もあり、合格者は掲示板に掲載という司法試験とは大きく異なります。

もちろん、難易度も(笑)。

その年の社労士試験を夏に受験し、ネット上で合格を確認した私は、早々エール出版に電話しました。

エール出版は、司法試験、税理士試験、公認会計士試験、社労士試験など、資格試験の合格体験記に特化した出版社です。

毎年、合格体験記を募集していることを試験前に知り、いち早く申し込んだというわけです。

その場で「OK」の返事をもらい、出版社からは指定の原稿用紙が郵送されてきました。

1日で書き上げ、返送しました。

その後、確認のためのゲラが届きました。ただの「一行」「一字」も訂正はありませんでした。

数ヶ月後に、無事出版。「めでたし」「めでたし」で、お話はおしまいのハズだったのですが、実はここらが新しい始まりだったのです。

当時、私は早稲田セミナーの通信講座で社労士試験の勉強をしていました。

もちろん、合格体験記の原稿でもそのことにふれ、「結構、教材やテキストなども充実していました。」といった内容の文章を書いたのです。

体験記を読んだ、早稲田セミナーのスタッフから自宅に電話がありました。

「差し支えなければ、合格体験記の文章を使わせてもたいたいのですが」

「使わせてもらう」とは、如何なる意味なのか。

しっかりと確認を取ることもなく、せいぜい、自社発行の月刊誌に転載するくらいのことだろう、と考えていたわけです。

予想に反して早稲田セミナーは、私ほか数名の合格者の体験記を合わせ編集し、小冊子を作成。自社パンフレットと一緒に次年度の受講者に渡し、宣伝用の商材に使っていたのです。

電話での承諾の見返りは「ノーギャラ」。

なんと悪質な(笑)。

原稿を使用された数名の呪いが災いしたのか、数年前、早稲田セミナーは同業のTACに吸収合併されることになりました(笑)。

もちろん、エール出版さんからは原稿料をいただきました。

しかし、これも、印刷冊数に比例するカタチではなく、原稿買い取りという条件でした(笑)。