という事でタイトル通り、火曜日恒例?のWizardryOnlineの世界設定についてツイッターでお話して頂けましたので恒例のまとめを。
前置き長くしてもなんなので早速引用させて頂きます。
「世界観設定上の」街や生活・種族等の話
(※注 ゲームとリンクしていない部分もありますが、あくまでベースの世界観設定の話なのでご容赦を。)
<都市機能>
都市機能の中でも一番重要なことが「禁呪処置」である。
殆どの都市部や町は、高位魔術師によって定期的にこれが施されている。
これは魔法が本来の効果を発揮しないように抑えるための結界であり、これがないと最弱の火球魔法でも爆発的な威力になる。
※Wizardry Onlineでは一部該当しない世界観設定があります
また、迷宮などの冒険地にもこれと同様の結界が張られていることが多く、魔法本来の効果は抑えられている。
(そうでなければティルトウェイトを放てば迷宮全体が崩壊してしまう)
この禁呪処理のさらに強力なものになると、一切の魔法が唱えられない区域を作ることも出来る。
が、定期的に術をかけ直す必要やメンテナンスが大変なため、王城などの重要施設にしか施されない。
街中での呪文の詠唱は抜刀と同様にタブーとされ、この禁を犯した者は、すぐに首をはねられて寺院の地下に埋葬され、転生もできないように防腐処理をされてただ死体のままで眠るのみである。
滅多なことではこの禁に触れる者はいない。
<衛兵>
衛兵:都市や町、小さい村でも衛兵と呼ばれる屈強な兵士がいる。
狼藉者は容赦なく彼らの刃に裁かれるだろう。
特にアイトックスはディメント王国の首都であり、隣町イルファーロもディメント城の城下町の扱いで、多くの衛兵がいる。
衛兵は熟練した冒険者たちが召し抱えられる場合が多く、一般的な冒険者では到底太刀打ち出来るものではない。
<処刑場>
大罪を犯した者が送られる場所。アイトックス裁判所が判決を言い渡す。
アカシックレコードがあるため罪は正しく裁かれる。
この世界では現在過去未来がイシークの巫女によって暴かれてしまうため、罪を犯した者が嘘をついてもすぐわかるし、冤罪もない。
処刑の方法は様々だが、特殊な迷宮に身一つで強制テレポートさせられ、そこで待ち構えている「処刑人」を切り抜けて迷宮から脱出できれば罪を許される。
その様子は貴族の遊興として扱われている。
<風俗遊興関係>
風俗といえば、ディメント王国内で有名なのは、マダム「ダム・ドラ」の酒場で、巨漢のマダムが経営している酒場兼宿。(これは以前ありましたね。)
表向きは美男美女と酒を酌み交わせる宿としているが、金に困った様々な種族の綺麗どころが冒険者たちを愉しませる場所である。
ちなみにマダム ダム・ドラはあまりの巨漢であり、めったに動くことはない。
太すぎて種族がエルフであることは誰も知らない。
<学校>
どんな種族であれ、殆どの子供は幼少の頃から家の手伝いをしているため、学校には行っていない。
学校に行けるのは都会の中流階級以上の裕福な者たちだけで、あとは地方の村で行われている日曜学校だけである。
必然的に「学校」という施設は都心に限られており、都心であることからも種族混成の学校がほとんどで、共通言語でしか物事を教えていない。
上流階級のエリートが通う学校は、選民意識を植えつけるためか、単一種族で構成されている。
そういうエリート意識の高いエルフばかりの学校に入ってしまったヒューマンはそれはそれは可哀想なことになるが、
女尊男卑の考え方が強いエルフの学校に入れさせられたヒューマンの少年がハーレムのような状態に、という青少年向けの夢物語もある。
学校は現実で言うところの小中高一貫教育で、文法、修辞学、論理学、算数、地理、音楽、天文学が教えられる。
さらに学びたい者には大学も存在する。
基本的に「学問」を学ぶところなので戦闘や魔法を習得したければ別の機関(各種職業ギルド)に行く必要がある。
<人々の暮らし>
殆ど町や都市部の人々は、商業で生計を立てている。
内辺境では、農業や牧畜、国主特産品の売買で収益をあげているし、都心の場合は商業が盛ん。
基本的に生活に大きな変わりはない。
税金は人→街→区管理者(領主)→国へと流れ、
国は区管理者から要請がある大きな工事や行政に関する資金提供を行い、
区管理者は街から要請がある大きな工事や行政に関する資金提供を行い、
街は人々が要望する環境整備等で資金を使う。
当然「中貫き」する領主や町長なども多いが、バレると死罪である。
アイトックスは街であるが王城でもあるため税金はストレートに国に収めているに等しい。
ここで中抜きする輩はいないようだ
民が支払う税は、農耕を営む者は収穫物、商業を営む者はお金、となっているため、農耕を行ないながら商売することで税金対策している者も多い。
税金はその年の収穫の増減に応じて上下するため、農耕の出来が民の生活を圧迫する。
大体にして収穫が減るときは怪物によって荒らされてしまったりする場合や天変地異によるものである。
人々にとって一番価値のあるものは「お金」である。
税金がかからず(身分は低いが)稼げる冒険者に成りたがる者は後を絶たない。
民の生活にエンタメ要素は殆どなく、巡業している大道芸人や吟遊詩人、冒険者の冒険譚が一番のエンタテインメントである。
他にも巡業サーカス団が興行に来くるのを楽しみにしているが、数年に一度くればいいほうである。
首都機能を持つ場所であれば、貴族階級の娯楽のために闘技場があったりオペラハウスがあったりするし、人が多く集まる場所には必ず娼婦宿もある。
<生活>
・民衆の朝は平均的に7時から始まる。
起床し、家の近くの井戸や川で顔を洗い朝食の買い物に出かける。
(首都の場合は上下水道が完備されているので、綺麗な用水路があちこち流れている。地方の村などでは井戸から組んでおいた水桶で顔を洗う)
冷蔵庫などはないので新鮮なものはそのときそのときで買うのが基本である。
朝市にはその日のうちにとれた新鮮な肉や野菜、季節の果物が並ぶ。
ちなみにこの大陸では紅茶が主流で珈琲はない。
買い物を済ませ帰宅し、アヴルールに祈りをささげたら朝食。朝食のメニューはスープとパンと紅茶とサラダ。
胡椒などの調味料は高価で庶民の手には入らない。
食後はすぐに労働。田畑を耕す者、自分の店の開店準備をする者、雇われ先に出向く者と様々な朝がある。
都心の裕福な子供達は学校に行くが、殆どが家の手伝いをする。
・昼12時には昼食。
だいたいサンドウィッチなどを自宅から持参してくる。労働は遅くとも5時まで。
町の店も大概6時には閉店する。日が上り、沈むまでが労働時間なのだ。
・労働後
男達は酒場で飲むことが多い。まっすぐ家に帰って団欒するのは「カカアに頭の上がらない男」と揶揄される時代。
もちろんまっとうに家族を愛する者たちは、すぐに家に帰り、愛する妻と子供たちと共に夕食を頂く。
酒は古来からの製法で作られたビールが主流で、ラム酒もある。ワインやブランデーは貴族階級の飲み物。
ウイスキーはまだ存在していない。深夜まで飲み続ける者は少なく、大体10時前にはお開きとなる。
労働は基本的に毎日。土日祝日などない。苦しい生活のため、休みをとれないのだ。
但し、日曜日午前中はクォパティ寺院に参拝するため仕事をしないことが多い。
<社会階級>
爵位はある家系そのものに対して与えられているのではなく、所領(公爵領、侯爵領、伯爵領など)に対して与えられている。
よって爵位の継承とは、言い換えればこうした所領の継承のことである。
皇帝 (現在はこの爵位はない。ダルア皇国が存在したときにはあった)
王 (ディメント国王)
大公、公爵、侯爵、伯爵(区管理者はこのあたりの区分)
子爵、男爵(地方領主はこのあたりの階級)
準男爵、騎士
以下は庶民となる。
庶民にも階級はあり、
農業・酪農・牧畜の従事者、
工業の従事者、
商業の従事者、
その下に冒険者がいる。
庶民にも士農工商的な階級が存在しているが、冒険者以外の貴賎意識はない。
冒険者は基本的に流れ者の危ない博徒なのだ。
<魔法関連>
黒魔法(メイジ魔法) 白魔法(僧侶魔法) の中には、冒険者が扱うようなものとは異なり、技術的な魔法も存在している。
冒険者達には必要ないため教えられていないし、一族によって門外不出も多いため、滅多なことでその呪文を見ることはない
そういった呪文の使い道は、
魔法の封入された書物(読解すると呪文を扱えるようになる)
魔法の護符(使用すると魔法が使える。使いきり)
魔法によるアイテム強化(エンチャント魔法に近いが、ファイヤーソードなどの魔法武具を作る技術)
である。
ほとんどの魔法技術はドラグーン時代で終焉し、いまは衰退して作れなくなったものもある。
ある種の武具に込められた凄まじい魔法効果は、冒険者なりたてのヒヨッコでもグレーターデーモンと戦える力を与えると言われており、これらは「神器」とも呼ばれている。
<家族構成>
平均的にヒューマン、ノームとポークルは両親と子供2人の4人構成、
ドワーフは母親と子供1人の2人構成(男親は炭鉱場で働くためか、ほとんど家に帰ってこない)
エルフは家族を持たない(コミュニティ全体で子供を育てている)
貧乏人ほど子沢山と言われているが実際はそんなことはなく、貴族のほうが妾やら愛人と子供を作っている。
ちなみに近親婚はこの世界では可能でありタブーでもなんでもない。しかし王家の場合は政略的な結婚が多く行われるため、近親婚は行われないのが通例である。
<種族と言語>
この世界に住む人類は、多様な種族に分かれている。
人、人間、人類とは我々の名称ではなく、共通言語を理解した意思疎通が出来き共存し得る種族のことである。
よってエルフ・ドワーフ・ノーム・ポークルも人であり、我々はヒューマンと称される。
例えばラウルフがヒューマンにむかって「人間のくせに」などと言うことはないし(ヒューマンめ、とは言われる)、
どうみても妖精であるフェアリーであっても「人」であることは大前提となる。
<人口比率>
人口はヒューマン族が圧倒的に多い。
ヒューマン族は一箇所に定住して農耕し都市を築き、王政帝政を発達させてきた。
繁殖力もヒューマンは優れており、なかなか子を設けない(個体寿命が長いせいもあるが)エルフなどより圧倒的に数を増やし続けている。
昔はそれぞれの種族は全く交流がなく、種族間抗争に明け暮れていたせいで、人口の増加はあまり見られなかった(戦死者と生まれる物の数がだいたい比例していた)
エセルナート議会の働きによって種族間抗争が終焉を迎えてから幾星霜、今日ではどの種族も人口が増えてきている。
特に増えているのが、一昔前までは禁忌とされてきた多種族との混血(ハイブリッド)である。
アザルス大陸の人口比率は多い順から、ヒューマン、ポークル、ノーム、ドワーフ、エルフとなっている。
ヒューマン以外は大した差があるわけではない。
エルフが最も人口比率が少ないとされているが、エルフの種族特徴として寿命が長いためでもある。
<種族差別>
種族による差別は殆どないが、どの種族も自種族の誇りをかけたぶつかり合いはある。
「ノームがいるレストランで飯が食えるか!」みたいな差別は全く見られないが、ヒューマンの方が優れている、いやエルフだろ!、といった言い争いはよくある。
種族混成生活は都会では当たり前だが、地方に行くと単一種族の村も多く、そこで他種族は白い目で見られることになる。
但し、ハイブリッドに対する風当たりは未だにどこにいっても根強い。
<混血(ハイブリッド)>
多種族との混血(ハイブリッド)は一昔前までは禁忌とされていた経緯もあり、かなり忌み嫌われる傾向にある。
都会での混血は珍しくないが、それでも忌み嫌われる傾向にある。
ハイブリッドと呼ばれる者たちは殆どがヒューマンとの混血である。
種族を超えて愛せるヒューマンの繁殖力が強いというのも頷ける。
中にはポークルとノームのハイブリッド(角も宝石も持っている)という変り種もいる。
ちなみにドワーフとエルフのハイブリッドというのは未確認である(仲が悪い種族であるため)
また、どうやっても配合が無理そうなフェアリーとのハイブリッドだが、魔法でフェアリーを大きくすることで成就させたという例もあるらしい。
ちなみにフェアリーとのハイブリッドは、生まれてくる子供は赤子の時はフェアリーサイズだが、大きくなると普通のヒューマンサイズになるため母親がかなり苦労するらしい。
忌み嫌われるハイブリッドだが、彼らは混合された種族の長所を兼ね備えている場合が多く、身体的能力的に優秀であるがゆえのやっかみも過分にあると思われる。
以上でした。
今回もいろいろな設定をツイートして頂きまとめるのが大変でした。
でもとても面白かったです、大変でしょうがまた期待してます。
では また
前置き長くしてもなんなので早速引用させて頂きます。
「世界観設定上の」街や生活・種族等の話
(※注 ゲームとリンクしていない部分もありますが、あくまでベースの世界観設定の話なのでご容赦を。)
<都市機能>
都市機能の中でも一番重要なことが「禁呪処置」である。
殆どの都市部や町は、高位魔術師によって定期的にこれが施されている。
これは魔法が本来の効果を発揮しないように抑えるための結界であり、これがないと最弱の火球魔法でも爆発的な威力になる。
※Wizardry Onlineでは一部該当しない世界観設定があります
また、迷宮などの冒険地にもこれと同様の結界が張られていることが多く、魔法本来の効果は抑えられている。
(そうでなければティルトウェイトを放てば迷宮全体が崩壊してしまう)
この禁呪処理のさらに強力なものになると、一切の魔法が唱えられない区域を作ることも出来る。
が、定期的に術をかけ直す必要やメンテナンスが大変なため、王城などの重要施設にしか施されない。
街中での呪文の詠唱は抜刀と同様にタブーとされ、この禁を犯した者は、すぐに首をはねられて寺院の地下に埋葬され、転生もできないように防腐処理をされてただ死体のままで眠るのみである。
滅多なことではこの禁に触れる者はいない。
<衛兵>
衛兵:都市や町、小さい村でも衛兵と呼ばれる屈強な兵士がいる。
狼藉者は容赦なく彼らの刃に裁かれるだろう。
特にアイトックスはディメント王国の首都であり、隣町イルファーロもディメント城の城下町の扱いで、多くの衛兵がいる。
衛兵は熟練した冒険者たちが召し抱えられる場合が多く、一般的な冒険者では到底太刀打ち出来るものではない。
<処刑場>
大罪を犯した者が送られる場所。アイトックス裁判所が判決を言い渡す。
アカシックレコードがあるため罪は正しく裁かれる。
この世界では現在過去未来がイシークの巫女によって暴かれてしまうため、罪を犯した者が嘘をついてもすぐわかるし、冤罪もない。
処刑の方法は様々だが、特殊な迷宮に身一つで強制テレポートさせられ、そこで待ち構えている「処刑人」を切り抜けて迷宮から脱出できれば罪を許される。
その様子は貴族の遊興として扱われている。
<風俗遊興関係>
風俗といえば、ディメント王国内で有名なのは、マダム「ダム・ドラ」の酒場で、巨漢のマダムが経営している酒場兼宿。(これは以前ありましたね。)
表向きは美男美女と酒を酌み交わせる宿としているが、金に困った様々な種族の綺麗どころが冒険者たちを愉しませる場所である。
ちなみにマダム ダム・ドラはあまりの巨漢であり、めったに動くことはない。
太すぎて種族がエルフであることは誰も知らない。
<学校>
どんな種族であれ、殆どの子供は幼少の頃から家の手伝いをしているため、学校には行っていない。
学校に行けるのは都会の中流階級以上の裕福な者たちだけで、あとは地方の村で行われている日曜学校だけである。
必然的に「学校」という施設は都心に限られており、都心であることからも種族混成の学校がほとんどで、共通言語でしか物事を教えていない。
上流階級のエリートが通う学校は、選民意識を植えつけるためか、単一種族で構成されている。
そういうエリート意識の高いエルフばかりの学校に入ってしまったヒューマンはそれはそれは可哀想なことになるが、
女尊男卑の考え方が強いエルフの学校に入れさせられたヒューマンの少年がハーレムのような状態に、という青少年向けの夢物語もある。
学校は現実で言うところの小中高一貫教育で、文法、修辞学、論理学、算数、地理、音楽、天文学が教えられる。
さらに学びたい者には大学も存在する。
基本的に「学問」を学ぶところなので戦闘や魔法を習得したければ別の機関(各種職業ギルド)に行く必要がある。
<人々の暮らし>
殆ど町や都市部の人々は、商業で生計を立てている。
内辺境では、農業や牧畜、国主特産品の売買で収益をあげているし、都心の場合は商業が盛ん。
基本的に生活に大きな変わりはない。
税金は人→街→区管理者(領主)→国へと流れ、
国は区管理者から要請がある大きな工事や行政に関する資金提供を行い、
区管理者は街から要請がある大きな工事や行政に関する資金提供を行い、
街は人々が要望する環境整備等で資金を使う。
当然「中貫き」する領主や町長なども多いが、バレると死罪である。
アイトックスは街であるが王城でもあるため税金はストレートに国に収めているに等しい。
ここで中抜きする輩はいないようだ
民が支払う税は、農耕を営む者は収穫物、商業を営む者はお金、となっているため、農耕を行ないながら商売することで税金対策している者も多い。
税金はその年の収穫の増減に応じて上下するため、農耕の出来が民の生活を圧迫する。
大体にして収穫が減るときは怪物によって荒らされてしまったりする場合や天変地異によるものである。
人々にとって一番価値のあるものは「お金」である。
税金がかからず(身分は低いが)稼げる冒険者に成りたがる者は後を絶たない。
民の生活にエンタメ要素は殆どなく、巡業している大道芸人や吟遊詩人、冒険者の冒険譚が一番のエンタテインメントである。
他にも巡業サーカス団が興行に来くるのを楽しみにしているが、数年に一度くればいいほうである。
首都機能を持つ場所であれば、貴族階級の娯楽のために闘技場があったりオペラハウスがあったりするし、人が多く集まる場所には必ず娼婦宿もある。
<生活>
・民衆の朝は平均的に7時から始まる。
起床し、家の近くの井戸や川で顔を洗い朝食の買い物に出かける。
(首都の場合は上下水道が完備されているので、綺麗な用水路があちこち流れている。地方の村などでは井戸から組んでおいた水桶で顔を洗う)
冷蔵庫などはないので新鮮なものはそのときそのときで買うのが基本である。
朝市にはその日のうちにとれた新鮮な肉や野菜、季節の果物が並ぶ。
ちなみにこの大陸では紅茶が主流で珈琲はない。
買い物を済ませ帰宅し、アヴルールに祈りをささげたら朝食。朝食のメニューはスープとパンと紅茶とサラダ。
胡椒などの調味料は高価で庶民の手には入らない。
食後はすぐに労働。田畑を耕す者、自分の店の開店準備をする者、雇われ先に出向く者と様々な朝がある。
都心の裕福な子供達は学校に行くが、殆どが家の手伝いをする。
・昼12時には昼食。
だいたいサンドウィッチなどを自宅から持参してくる。労働は遅くとも5時まで。
町の店も大概6時には閉店する。日が上り、沈むまでが労働時間なのだ。
・労働後
男達は酒場で飲むことが多い。まっすぐ家に帰って団欒するのは「カカアに頭の上がらない男」と揶揄される時代。
もちろんまっとうに家族を愛する者たちは、すぐに家に帰り、愛する妻と子供たちと共に夕食を頂く。
酒は古来からの製法で作られたビールが主流で、ラム酒もある。ワインやブランデーは貴族階級の飲み物。
ウイスキーはまだ存在していない。深夜まで飲み続ける者は少なく、大体10時前にはお開きとなる。
労働は基本的に毎日。土日祝日などない。苦しい生活のため、休みをとれないのだ。
但し、日曜日午前中はクォパティ寺院に参拝するため仕事をしないことが多い。
<社会階級>
爵位はある家系そのものに対して与えられているのではなく、所領(公爵領、侯爵領、伯爵領など)に対して与えられている。
よって爵位の継承とは、言い換えればこうした所領の継承のことである。
皇帝 (現在はこの爵位はない。ダルア皇国が存在したときにはあった)
王 (ディメント国王)
大公、公爵、侯爵、伯爵(区管理者はこのあたりの区分)
子爵、男爵(地方領主はこのあたりの階級)
準男爵、騎士
以下は庶民となる。
庶民にも階級はあり、
農業・酪農・牧畜の従事者、
工業の従事者、
商業の従事者、
その下に冒険者がいる。
庶民にも士農工商的な階級が存在しているが、冒険者以外の貴賎意識はない。
冒険者は基本的に流れ者の危ない博徒なのだ。
<魔法関連>
黒魔法(メイジ魔法) 白魔法(僧侶魔法) の中には、冒険者が扱うようなものとは異なり、技術的な魔法も存在している。
冒険者達には必要ないため教えられていないし、一族によって門外不出も多いため、滅多なことでその呪文を見ることはない
そういった呪文の使い道は、
魔法の封入された書物(読解すると呪文を扱えるようになる)
魔法の護符(使用すると魔法が使える。使いきり)
魔法によるアイテム強化(エンチャント魔法に近いが、ファイヤーソードなどの魔法武具を作る技術)
である。
ほとんどの魔法技術はドラグーン時代で終焉し、いまは衰退して作れなくなったものもある。
ある種の武具に込められた凄まじい魔法効果は、冒険者なりたてのヒヨッコでもグレーターデーモンと戦える力を与えると言われており、これらは「神器」とも呼ばれている。
<家族構成>
平均的にヒューマン、ノームとポークルは両親と子供2人の4人構成、
ドワーフは母親と子供1人の2人構成(男親は炭鉱場で働くためか、ほとんど家に帰ってこない)
エルフは家族を持たない(コミュニティ全体で子供を育てている)
貧乏人ほど子沢山と言われているが実際はそんなことはなく、貴族のほうが妾やら愛人と子供を作っている。
ちなみに近親婚はこの世界では可能でありタブーでもなんでもない。しかし王家の場合は政略的な結婚が多く行われるため、近親婚は行われないのが通例である。
<種族と言語>
この世界に住む人類は、多様な種族に分かれている。
人、人間、人類とは我々の名称ではなく、共通言語を理解した意思疎通が出来き共存し得る種族のことである。
よってエルフ・ドワーフ・ノーム・ポークルも人であり、我々はヒューマンと称される。
例えばラウルフがヒューマンにむかって「人間のくせに」などと言うことはないし(ヒューマンめ、とは言われる)、
どうみても妖精であるフェアリーであっても「人」であることは大前提となる。
<人口比率>
人口はヒューマン族が圧倒的に多い。
ヒューマン族は一箇所に定住して農耕し都市を築き、王政帝政を発達させてきた。
繁殖力もヒューマンは優れており、なかなか子を設けない(個体寿命が長いせいもあるが)エルフなどより圧倒的に数を増やし続けている。
昔はそれぞれの種族は全く交流がなく、種族間抗争に明け暮れていたせいで、人口の増加はあまり見られなかった(戦死者と生まれる物の数がだいたい比例していた)
エセルナート議会の働きによって種族間抗争が終焉を迎えてから幾星霜、今日ではどの種族も人口が増えてきている。
特に増えているのが、一昔前までは禁忌とされてきた多種族との混血(ハイブリッド)である。
アザルス大陸の人口比率は多い順から、ヒューマン、ポークル、ノーム、ドワーフ、エルフとなっている。
ヒューマン以外は大した差があるわけではない。
エルフが最も人口比率が少ないとされているが、エルフの種族特徴として寿命が長いためでもある。
<種族差別>
種族による差別は殆どないが、どの種族も自種族の誇りをかけたぶつかり合いはある。
「ノームがいるレストランで飯が食えるか!」みたいな差別は全く見られないが、ヒューマンの方が優れている、いやエルフだろ!、といった言い争いはよくある。
種族混成生活は都会では当たり前だが、地方に行くと単一種族の村も多く、そこで他種族は白い目で見られることになる。
但し、ハイブリッドに対する風当たりは未だにどこにいっても根強い。
<混血(ハイブリッド)>
多種族との混血(ハイブリッド)は一昔前までは禁忌とされていた経緯もあり、かなり忌み嫌われる傾向にある。
都会での混血は珍しくないが、それでも忌み嫌われる傾向にある。
ハイブリッドと呼ばれる者たちは殆どがヒューマンとの混血である。
種族を超えて愛せるヒューマンの繁殖力が強いというのも頷ける。
中にはポークルとノームのハイブリッド(角も宝石も持っている)という変り種もいる。
ちなみにドワーフとエルフのハイブリッドというのは未確認である(仲が悪い種族であるため)
また、どうやっても配合が無理そうなフェアリーとのハイブリッドだが、魔法でフェアリーを大きくすることで成就させたという例もあるらしい。
ちなみにフェアリーとのハイブリッドは、生まれてくる子供は赤子の時はフェアリーサイズだが、大きくなると普通のヒューマンサイズになるため母親がかなり苦労するらしい。
忌み嫌われるハイブリッドだが、彼らは混合された種族の長所を兼ね備えている場合が多く、身体的能力的に優秀であるがゆえのやっかみも過分にあると思われる。
以上でした。
今回もいろいろな設定をツイートして頂きまとめるのが大変でした。
でもとても面白かったです、大変でしょうがまた期待してます。
では また