ブログで前に香りを「聞く」っていう言葉を使ったときに

友だちが「聞くってなに?嗅ぐやろ」って。

ああ、そうやった。

香りの勉強を始めてから

香りを匂うことを「聞く」っていうって知ったんやった!って、

はっとして、

ブログでは読んでくださってる方にわかりやすいように

「香る」という言葉を使うことにします。

 

*

 

香道では「聞香(もんこう)」という言葉があります。

(参考記事)「聞香」

http://www.yamadamatsu.co.jp/enjoys/monkou.html

この記事の中に「聞く」とは

「心を傾けて香りを聞く、心の中でその香りをゆっくり味わうという意味」とあります。

 

調香でも同じように

香りからどんな反応がからだやこころでおこるのかを

お客様とお互いに共有して感じていきます。

 

香道では香りを理解するために「聞く」けれど、

調香は自分を理解したり、感じたりするために「聞く」。

 

自分の内側で香りがどこにどう響いているのかっていう感覚に

意識を向けること

香りの響きを感じ取ること。それが香りを「聞く」こと。

響きは言葉ではなく

感覚で受け取るもの。

考えるのではなく、感じるもの。

 

普段から

世の中の流行や人のコメントなどをリサーチすることに

アンテナをたてれば、立てるほど

時間をかければ、かけるほど

 

みんながおいしいから、おいしいと言い

みんなが持ってるから、自分も持ち、

みんなが行ってるから、自分も行き…なんてことを

すればするほど

 

自分が今ほんとうにしたいこと・ほしいものが見えなくなって

自分のこころの声が聞こえなくなる。

 

自分がなにを感じているのか

なにが好きで

なにがキライなのか

何をしたくて

なにをしたくないのか

 

そういうシンプルなことが分からなくなる。

自分のこころに響いてくるものに鈍感になる。

人の声ばっかり聞いてると、

自分のこころの声が聞けなくなる。

 

調香は

自分の感覚に立ち戻る時間を作ります。

自分のこころの声にこころを傾け、理解するための時間。

自分をいつくしむ時間。

 

カウンセリングをしながら思うこと。

 

こころは聞いてほしんだよね、自分のこころの声を

自分自身に。

だれでもない、じぶんに。

 

聞いてくれるだけで

気づいてくれるだけで

想いは昇華され、新しい可能性を開いていく。

あたらしい展開をおのずから生み出していく。

 

変化のきっかけを求めていらっしゃる方。

調香で自分のこころやからだの声をきく時間をつくってみませんか。

 

 

 

→香りをお作りする流れと料金

https://ameblo.jp/saika312/entry-12363381610.html