【西条昇のエンタメ鑑賞日記】湯原昌幸さんとせんだみつおさん共演のライブを新宿ケントスで | 西条昇教授の芸能史研究

西条昇教授の芸能史研究

エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

今日9/3の午後は、湯原昌幸さん、せんだみつおさん、ビリーバンバンの菅原進さん、夏木ゆたかさんによる『昭和歌謡黄金時代 ~ 3人が織りなす3つの色味“SHOW和”~』を新宿ケントスの最前列で楽しんできた。
せんださんの総合司会により、青春歌謡(夏木)、フォーク(菅原)、グループサウンズ(湯原)の名曲の数々を、各席に配られた歌詞ブックを見ながら歌声喫茶風に皆で歌って昭和歌謡の世界に浸りましょうという内容。
もともと歌手としてデビューした夏木さんは、新宿ラ・セーヌのオーディションを受けた話、デビュー曲が売れずに銀座テレサの専属司会者になった話、フィンガー5の司会で浅草・国際劇場に出演した話、『テレビ三面記事』『スターどっきり㊙報告』のレポーターで注目された話など自伝的体験談を交えつつ、自身が憧れた舟木一夫、西郷輝彦、三田明のヒット曲を披露。ほぼ全ての間奏に自らMCを入れて繋ぐのが夏木さんらしかった。
ビリーバンバンの菅原進さんは師である浜口庫之助さん作曲の『白いブランコ』『バラが咲いた』(浜口夫人の渚まゆみさんが花束を持って登場)、そしてフォーク・メドレーにラストは『また君に恋してる』を。
湯原さんは、ヒット曲『雨のバラード』とGSメドレーを76歳とは思えぬ声量で歌い上げ、“お前のすべてを〜”とか“君だけに〜”といった箇所では客席にいらしていた奥様の荒木由美子さんをいちいち指差して歌うのが面白かった。
また、湯原さんせんださんお二人のトークに加え、せんださんの持ち歌で湯原さん作曲の『高原の二人』を湯原さんのギター演奏で歌う場面は、お二人が共演された『金曜10時!うわさのチャンネル!!』『せんみつ・湯原ドット30』を観て育った世代として、たまらない懐かしさを感じた。