【西条昇のクレージーキャッツ史研究】植木等が加入前の5人体制のクレージーの写真を発見 | 西条昇教授の芸能史研究

西条昇教授の芸能史研究

エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

1957年6月18日〜7月1日に新宿コマ劇場で開催のコマ・グランド・ショウ「ジャズは廻る」(渡辺プロダクション提供)のパンフに掲載された「ハナ肇とクレージーキャッツ」の写真はまだ植木等が加入前の物である。Wikipediaには植木は57年3月1日には「フランキー堺とシティ・スリッカーズ」からクレージーに移籍したとあるのだが、写真にはハナ、犬塚弘、谷啓(当時は谷敬)、石橋エータロー(当時は石橋暎一)、そして石田正弘の5人が写っている。
一方、同じ57年9月25日〜10月8日に新宿コマ・ジャズまつり「再びジャズは廻る」のパンフでは植木を加えた6人体制での写真がメンバーの名前と共に掲載されている。Wikipediaでは石田に代わって安田伸が加入したのが57年9月と書かれているが、テナーサックスのメンバー交代はこの時の公演直前、あるいは公演中だったのだろうか…。