【西条昇のストリップ史研究】浅草駒太夫さんが葵比佐子と名乗っていた頃のチラシ | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

5月22日に亡くなられた浅草駒太夫さんが葵比佐子の芸名で出演していた「葵浮世絵入浴ショウ」のチラシ。昭和40年代前半の物か。
太夫元は当時の駒太夫さんのご主人で名伯楽の佐山淳。一座のトップの葵麻理(写真も)は数年後に浅草ロック座に移って同座専属の軽演劇役者である深見千三郎と結婚し、芸名を紀ノ川麻理(Netflix映画『浅草キッド』で鈴木保奈美さんが演じた麻里のモデル)と改めた。
麻理の穴を埋めるために佐山は葵比佐子に浅草駒太夫を名乗らせ、「葵浮世絵花魁ショウ」として再出発したのである。