【西条昇のドリフターズ研究】週刊明星に掲載されたドリフのヒストリー漫画 | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

「週刊明星」に掲載された〈絵で見るスターの人間記録/第50回〉ドリフターズ編。
作画は、つのだじろうプロダクションである。
昭和40~50年代の芸能週刊誌には、こうした芸能人のヒストリー漫画が良く掲載されていたのだ。
いかりや長介が稽古中に「やる気がねえんならやめちまえ!!」と怒鳴っていたところ、のちにドンキーカルテットを結成するメンバーから「じゃあ、やめさせていただきます」と言われ、移動中の列車で「俺がやめるからドリフを続けてくれ」と説得する場面、加藤茶もやめるつもりだったが結局残留したくだり、抜けたメンバーの補充のため荒井注・高木ブー・仲本工事を加入させるくだりなどは、ほぼ、いかりやの自伝「だめだこりゃ」(私が構成を担当)にある通りだが、いかりやの前のリーダーである桜井輝夫が登場しないなど、もちろん、いくつかの事実との相違点がある。