【西条昇の軽演劇史研究】森繁久彌のロッパ一座の役者から満州のアナウンサーへの転身を報じた新聞記事古川ロッパ一座にいた森繁久彌(当時の芸名は藤川一彦)が日本放送協会のアナウンサー試験を受けて合格し、満州電々会社アナウンサーとして新京に赴任したことを顔写真入りで報じた昭和14年4月の読売新聞の記事。〈役者からアナに ロッパ一座の藤川が初の登場〉。赴任先では満州巡業に来た古今亭志ん生と遭遇。志ん生の自伝には、森繁が宴席の余興として披露した芸を見て東京の寄席に出ることを勧めたと書かれている。