【西条昇の浅草喜劇コレクション】エノケン一座で使用された譜面手元にある、昭和10年10月の浅草・松竹座でのピエル・ブリアント榎本健一一座による音楽喜劇「大学漫才」(大町龍夫・作)の二村定一用の「追分」の手書きの譜面と同公演のパンフ。譜面は右隅に榎本健一・一座、右下にピエル・ブリアントと印刷されている。パンフを見ると、第四景「北海の唄」で歌われたようだ。榎本健一、二村定一に、デコミツこと宏川光子が出ている。作・編曲は池譲と津田純である。他にも当時のエノケン一座や二村用の譜面が何種類か手元にある。これを実際に演奏と歌で再現してみるのも面白いな。