【西条昇の上方芸能史コレクション】昭和5年の大阪・市岡パラダイスのプログラム | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

手元にある、昭和5年(1930)8月の大阪・市岡パラダイスのプログラム「パラダイスニュース」。
市岡パラダイスは大正14年(1925)~昭和5年に大阪市港区夕凪に存在した大娯楽施設で、園内には大劇場、野外劇場、千人風呂、活動写真館、日本初の屋内スケートリンクであった北極館、明光館、遊園地、動物園などがあった。
このプログラムの時は、野外演技場には女性出演者が売りの赤林曲馬団が出演し、明光館では萬歳緒芸大会が開催された。
大仕掛花火大会の予告も掲載されているが、市岡パラダイスはこの年のうちに大浴場を除いて閉鎖されている。