【西条昇の浅草エンタメ日記】浅草ロック座の公演へ | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

昨日は浅草ロック座の「STEPS ON BROADWAY」1st season へ。
この公演を観るのは二度めだが、前回(17日)に観た時は、本来出演する筈だったANRI(坂口杏里)が初日(16日)の2日前に緊急降板したため、急遽、16日~20日はピンチヒッターをかんなさんが務め、本来予定していた構成を一部変更して上演されていた。
21日~30日はANRIが踊る筈だった「キャバレー」の景を友坂麗さんが演じているため、二度めにして、本来の構成のバージョンを通しで観ることが出来た。 
今回の公演はブロードウェイ・ミュージカルがテーマということもあり、全体的にショーらしいショーに仕上がっていて、出演者のダンスのレベルも高く、僕としてはここ数年で最もクオリティーの高いショーになっていると思う。
ANRIが踊る筈だった景の振付を見る限り、さほど複雑なものには見えなかったが、それでもダンス経験のないANRIには難しかったか…。一生懸命に取り組んでいるところを見せてくれれば、それで良かったのだが。
ローザンヌ国際バレエコンクールのセミファイナリスト出身でバツグンのバレエ技術を見せるみおり舞さんの景と、ダンス表現とエロス表現のバランスが絶妙な真白希実さんの景には再び大満足。