【西条昇の浅草喜劇史コレクション】コメディアンの海野かつをへのインタビュー取材テープ | 西条昇教授の芸能史研究

西条昇教授の芸能史研究

エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

「奥さん、新栄電機でございます!」のフレーズでお馴染みのCMなどで親しまれたコメディアンの海野かつをさんに96年8月にインタビュー取材した時のカセットテープ。
東本願寺近くのお好み焼き屋「海野」の息子に生まれ、少年時代から浅草六区の劇場に通っていた。コメディアンとして浅草フランス座や浅草座に出演し、渥美清が抜けた後のスリーポケッツに参加。
僕は海野さんが「おはよう!こどもショー」のロバくんの次のキャラの着ぐるみに入っておられた時にちびっ子のど自慢のコーナーに出演して、海野さんのサインをもらったことがある。
由利徹さんが座長の喜劇公演に出られていたのも良く観ていた。
長くCMに出演した新栄電機の社長とは同級生だそうで、入院中に誘われてコメディアンを辞め、同社の竹の塚店の店長に。
僕がインタビューした時は小岩店で働かれていた。
インタビュー中、昔のコメディアンの大半はヒロポンを打っていたという話になった時、いたずらっぽく笑いつつ袖を捲って、ヒロポンを打ち続けて出来た胝(たこ)を僕に触らせてくれたっけ。
考えてみると、海野かつを、池乃めだか、すず風金魚の前名の夏野金魚は、同じ一門でもないのに、水と魚をコンセプトにした芸名の付け方と小柄であるのが共通するね。