【西条昇の軽演劇コレクション】石井均一座が出演の新宿松竹文化演芸場のパンフ | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

手元にある、昭和35年(1960)2月の新宿松竹文化演芸場のプログラム。
声帯模写の桜井長一郎、ジャズ三味線ショウの中村ファミリーなどの演芸の他に、「劇団〝アルファー〟」「劇団〝コメディ・東京〟」「石井均一座」による軽演劇が三本。
ここの支配人をしていたのが、のちに太田プロダクションを立ち上げる磯野勉氏で、のちにその夫人として太田プロダクション副社長となる磯野泰子氏の女優時代の名前「太田泰子」を劇団〝アルファー〟の出演者欄に見つけることができる。
石井均一座には、のちのてんぷくトリオの戸塚睦夫、伊東四朗(当時は伊藤証)や財津肇メ時代の財津一郎らも参加していた。
司会の大海晴夫はボソボソ呟く味の漫談で大正テレビ寄席の司会者候補だった人だ。