【西条昇の喜劇史研究】大宮敏光・主演の東映映画「デン助の陽気な拳闘王」 | 西条昇教授の芸能史研究

西条昇教授の芸能史研究

エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

昭和33年12月公開のデン助こと大宮敏光・主演の東映映画「デン助の陽気な拳闘王」のポスター。
「デン助の陽気な靴みがき」に続く東映〝デン助〟シリーズの一篇である。
子役時代の松島トモ子、〈ニュースター〉佐久間良子、日劇ミュージックホール出身の奈良あけみ、喜劇人では岸井明や杉狂児、プロボクサーの小林久雄らが出演。
〈笑って暮せば此の世はバラ色!!江戸っ子パンチ・デン助は強い!!〉。
当時の大宮はデン助劇団の座長として浅草松竹演芸場などに常時出演しながら、TV各局に冠番組を持ち、映画にも主演するという忙しさで、高校生だった萩本欽一が弟子入りを考えたのもこの頃であった。