【西条昇の昭和芸能史研究】昭和33年の大阪・北野劇場「ロカビリー旋風」公演パンフ | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

手元にある、昭和33年4月末の大阪・北野劇場での「東西ロカビリーNo1合戦  ロカビリー旋風  青春の歌声」の公演パンフ。
同年2月に日劇で第1回「日劇ウエスタンカーニバル」が開催され、若い女性ファンたちを熱狂の渦に巻き込んで社会現象となってから2ヶ月後に同じ東宝の北野劇場で〈大阪版ウエスタンカーニバル〉として企画された形である。
〈ロカビリー三人男〉として注目された平尾昌晃(オールスターズ・ワゴン)、ミッキー・カーティス(クレージー・ウエスト)、山下敬二郎(ウエスタンキャラバン)が揃って出演。
また、スイングウエストのエレキの堀威夫(のちのホリプロ社長)、ドラムの田邊昭知(のちの田辺エージェンシー社長。ここでは田辺昭一)、ウエスタンキャラバンのスチールの相澤秀禎(のちのサンミュージック社長。ここでは相沢芳郎)という芸能プロダクション創業者として戦後の芸能界の礎を作られた方々も出演していたのだ。