【西条昇の講談コレクション】昭和15年刊行の神田伯山口演「清水次郎長」 | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

手元にある、昭和15年1月に石渡正文堂から刊行された三代目・神田伯山口演「清水次郎長」。
伯山の講談「次郎長伝」は絶大な人気を博し、二代目・広澤虎造の浪曲「次郎長伝」も伯山のものがベースになっている。
この速記本が刊行される8年前の昭和7年1月に伯山は世を去っていたが、それだけ伯山の次郎長伝が世間に浸透していたということだろう。