【西条昇の浅草文学散歩&食べ歩き】浅草の「元祖 釜めし春」と高見順 | 西条昇教授の芸能史研究

西条昇教授の芸能史研究

エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

浅草の「元祖 釜めし春」で10月~3月頃限定のかき釜めし1080円を。
高見順の「如何なる星の下に」には主人公の倉橋がお気に入りのK劇場の踊り子の小柳雅子らと釜めしを食べに行く場面があり、「日本の文学 高見順」の「如何なる星の下に」の参考地図(昭和13~14年)にも現在の釜めし春の場所に「釜めし」との表記があることから、実際に高見順が東京花月劇場の「吉本ショウ」の踊り子の立木雅子らとここに来たことがあったのだろう。
当時は「ぺん吸」こと「はんぺんの吸い物」がメニューにあったようだが、今はないので、なめこ赤だし330円を頼んだ。
「ぺん吸」も良さげだけどね。