社長自らがやる意味 | 経営に終わりはない

経営に終わりはない

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新規事業や会社を立ち上げるとき、個人的にこだわっていることが一つあります。

それは、

「一見誰かにすぐ任せられそうな仕事でも、事業の本質として重要なことは、自分がしっかりと理解できるまでは、最初からしばらくの間は自分の手でやる」

ということです。

最近立ち上げ中のQrioという会社もHPの文言から営業、ユーザーサポートまでつい最近まで自分でやっていました。(もちろん協力頂いている関係者の方はいらっしゃいます)
http://qrio.me/SmartLock/

以前、確かカンブリア宮殿という番組で、ユニクロの柳井社長が次のようなことをおっしゃってました。

「チラシは消費者へのラブレターであり、我々にとって非常に重要な媒体
ラブレターを人に書いてもらうわけにはいかないので自分で書いている」

端から見ると、社長自らがその仕事やるのですか?、と驚かれるようなことでも、実は事業によっては極めて重要な仕事だったりします。

顧客を知るというのは、経営において一番重要なことで、最初からそれを任せすぎたり、社長が努力を怠って顧客のことが分からなくなると会社はおかしくなっていきます。

事業や会社が上手くいかなくて悩んでいる社長(経営者)は、部下にあれこれ指示するのではなく、自ら現場の最前線に出てみるとか、ユーザーサポートをやってみるという原点に立ち返ると、何かしら突破口が開けるかもしれません。